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【 本日はお人形成分はありませんm(u_u)m 】



先月末、家の猫のまりが天国へと旅立ちました。
19年と少し、一緒の時間を過ごしました。

このブログのニックネームにしている『まりのしっぽ』は、彼女に由来するものです。
ブログには画像等も載せていなかったと思いますが、毛足の長い三毛でとても賢い娘でした。


出会いは寒い冬の日、その当時住んでいた近所のゴミ捨て場辺りをウロウロしていたチビっ子を見つけました。
その時期は本当に寒くて強い風の吹く夜が続いていたので、このままでは凍え死ぬと思い、急いで捕獲。
生ゴミ臭いし汚いし暴れるしで、思えばまさに『汚い猫を見つけたので~』のエピソードの様でした。


彼女は自分は猫ではなく、多分人と同じだと思っていたと思われる行動が多々ありまして。
ご飯の時間に一緒のテーブルに着きたがったりしていました。
(でも、食べるのはフードだし、テーブル上の物には手を出したりしないのです)

ある時は、おもちゃやこぼれたカリカリを掴もうとして、どうしても掴む事の出来ない自分の前足肉球をジッと見つめていたりするのが、傍から見ていて可哀想だけど可笑しくて笑ってしまったり。

おしゃべりな娘で、鳴き声が時々人の話す言葉に聞こえたりして面白かった。
ご飯と言うコは結構いると思うけど、うどんって言われた時は一緒にいた息子とビックリしたぁ~。
その内にケチャップ!とか言い出すんじゃない?って、待ってたんだけどね。

ちょっと叱ると、目を見開いて大きな声でにゃあーーっ!と、反論して来たりしたのも可愛かったな。



猫の19歳は人の年齢に換算すると、もう90歳を超えるおばあちゃんです。
少し前に体調を崩して病院に連れて行ったりしたけど、最近は食欲も戻り他のコ達と一緒におねだりもしていました。

亡くなる前の夜には、大好きなお刺身もちゃんと食べられていて、安心していたのに。

次の日の朝、急に足に力が無くなって、ソファーに上る事も出来なくなりました。
そんな状態でもよろよろとした足取りで、何故か家の中をずっと歩き回ってました。

今思えば、亡くなる場所を探していたのかな。

でも、ああやっぱりそろそろ逝ってしまうのかも…。という予感もありました。

前の夜、久しぶりに私の布団に入って来て、腕枕に前足と顎を乗せてしばらく気持ち良さそうにゴロゴロと喉を鳴らしてました。

久しぶりだね、一緒に寝ようね、ごはん食べれたね、また明日美味しいのあげるね、等々話掛ける事の一つ一つに、にゃぁ…、にゃぁ…、とゴロゴロ混じりに返事を返してくれて。

そうやってしばらく寛いだ後、スッと出ていってしまいました。

その時にふと、もしかしてお別れの挨拶に来たのかも…、と思いましたが、本当に次の日に逝ってしまうなんて。


普段は寝ている事が多かったのに、亡くなった当日は部屋をウロウロ彷徨いあまり眠れていなかったので心配でしたが、夕飯後に隣の部屋の布団に横になっているのを見て、良かったと安堵し、その後はちょこちょこ様子を見てました。

せっかく寝ているのだから起こしたら悪いと思い、部屋は明るくせずに静かに名前を呼んだら、モゾモゾと少し動いたので、安心していました。

でも、ちゃんと明るくして様子を見てあげれば良かった…。
次に旦さんが見に行った時には、既に逝ってしまった後でした。

布団に隠れる様な姿でいたので、亡くなるところを見られたくなかったのかも知れません。
でもやっぱり独りで逝かせてしまったという後悔や悲しみは、私の中にこれからずっと残るでしょう。


週末に亡くなったので火葬するまでの数日、ドライアイスを使用する事になりました。
アイスを傍らに入れる作業も、棺の箱を開ける度に悲しくて涙が出ます。
冷たいね、ごめんね、と声を掛けながら何度か補充しました。

気候が良かったので傷んでしまうのが心配でしたが、ドライアイスを購入したお店の方がとても親切で、アドバイス頂いた量で十分間に合い、綺麗な状態で送り出す事が出来てホッとしました。

棺には段ボール箱を使用しましたが、薄紙で沢山お花を作って入れました。
息子も少し作るのを手伝ってくれました。
白いお花の他に、長生きしたよね、と思いピンクの花も混ぜました。

送る当日、旦さんと二人で白いタオルを敷き、作ったお花やカリカリご飯を収めていると涙が溢れて仕方がなかった。

カリカリとおやつは、包装のままでは炉の負担になるかと思い、紙の小袋に詰め直してお顔のそばに置きました。


午前中に市の施設の斎場に連れて行ったのですが、斎場に着いたと同時に、仕事中なはずの息子も現れてビックリ!

朝出掛ける時は何にも言っていなかったのに、忙しい合間を縫って来てくれました。
来られるかどうか分からなかったから何も言わなかったらしいけど、まぁ、そこは息子らしいというか…;
小さい時から、ずっと一緒だったもんね。
蓋を開けてお顔を見て声を掛けて、また慌ただしく戻って行きました。

斎場の係の方はとても丁寧で優しかったです。
お骨を引き取って帰りたかったので、個別の火葬にして頂きました。
立会いは出来なかったので、指定された時間のお迎えになります。

骨壷はその場で選ぶことが出来、どれが良いのかと迷っていたら、お骨は割としっかり残りますから、あまり砕きたく無いのでしたらこちらが…と勧められ、思っていたより1サイズ大きな物になりました。

今はまだそばに置いていますが、四十九日の辺りには納骨しようかと考えてます。


まりちゃん、19年間一緒にいてくれてありがとう。
家に来て、幸せだったかなぁ…?
私達はあなたが来てくれて嬉しかったよ。

出来ればまた、一緒の時間を過ごしたいです。
でも、もう私も年を取ってきたので、またお互いに生まれ変わって来世になるかな?

ふとしたきっかけに、涙がこぼれてしょうがないよ。
泣き出すと止まらなくなるだろうから、奥歯を噛み締めて我慢しているけど。


私達は、さようならとは言いません。

まりちゃん、行ってらっしゃい。
またね…!