今日、子どもが、
「願い事を書いてくる！」
と、七夕飾りの笹の木の方へ一人で駆けて行った。
約束の時間が迫っていたので、
「明日でいいんじゃない？
明日また一緒に来よう。」
と伝えたけど、
振り向きもせずに、笹の木の方へ駆けて行った。
なかなか帰って来ない。
上の子が呼びに行って、一緒に戻って来た。
「何て書いたの？」
と聞いた。
「ひみつ」
と言っていた。
夕方、一人で買い物へ行った時、
昼間、子どもが願い事を書いた七夕飾りの
笹の木のある場所を通った。
「せっかくだし、私も短冊に書こう。
そうそう…子どもはどんなお願い事をしたのかな？」
と、多くの願い事が書かれた沢山の短冊を見つめた。
子どもの字を探すけど、なかなか見つからない。
笹の周りをグルグル回って探したら、
顔を突っ込まないと見つからないような笹の木の奥の方に、
短冊に書いた子どもの願い事を見つけた。
ここは、学校のお友達などみんなが通る場所。
見られたくなかったのかな？
ずいぶん奥の方に結んだのね。
そして、そこには、
「お母さんのびょうきがなおりますように」
と書いてあった。
下大静脈平滑筋肉腫の手術が終わって間もない、
昨年の七夕の時と同じ願い事が書いてあった。
まだ「ママ」と呼んでいる子どもが、学校で習いたての
「母」
という漢字を初めて使い、お願いごとを書いていた。
周囲のお願いごとを見渡すと、
将来の夢やお友達関係、
スポーツやゲームやテレビのこと、
遊びのことなど、子どもらしい願い事が多いように感じた。
家の子も少し前までは、
「プリキュアになれますように」
「仮面ライダーになりたい」
そんなお願いごとを書いていた。
当時はそれを見て、
「もっと将来の夢とか、具体的な願いごとを書いたら？」
と親子で笑ってた。
今は、ずいぶん願い事が変わったね。
「お母さんのびょうきがなおりますように」
これが、現在の子どもの本心からの願い事なのだろう。
それを読み、子どもの側に私の願い事を書いて結んだ。
「みんなの願いごとが叶いますように☆彡ママ」
これも今のママの本心からの願い事。
あなたの願い事が叶うことが
私の願い事です。
きっと、これから先もずっと、
一緒に居ても、
離れていても、
どこに居ても、
会えなくても、
何処へ行っても、
変わることのない私の願い事。
「あなたの願いごとが叶いますように。」
2019年 7月7日 年間第14主日
カトリック 主日ミサ
「あなたがたの願う平和はその人にとどまる」
典礼文監修:カトリック中央協議会
発行:オリエンス宗教研究所
「あなたがたの願う平和はその人にとどまる」
(今日の福音朗読主題句 ルカ10:6より)
今日のミサとミサ後、恵まれました。
術後一年目の検査を目標にし、
自分なりに走り続けて来ましたが、
燃え尽き症候群のようになり、
最近、自ら免疫力を低下させる生活でしたが、
気持ちが少し落ち着いて来ました。
こんな者さへも愛してくださるFamily…家族…感謝です。
今週一週間の心と体と日常が、
護られ、支えられますように。
人それぞれ、お一人お一人、
筆舌に尽くしがたい、言葉にならないことがあるかと思いますが、
一日、一日、共に生きて行きましょう。