6月半ば、術後一年目のPET- CT検査の為、
久し振りに上京しました。
(この日は雨が降っていた)
思い返せばちょうど一年前の2018年6月、
下大静脈平滑筋肉腫の5月の初発の手術後、
M病院へ肉腫センターのT先生のところへ
セカンドオピニオンへ行きました。
(検査へ向かう飛行機の中から見つめた大空)
初対面のT先生の初診を待つ間、
待合室でガチガチに緊張して心身が固まっている時、
長年、T先生をサポートされていた、軟部肉腫の患者さん達の間でお母さんの存在のようなFさんも大阪から上京中で、
肉腫センターの待合室でお会いする事が出来ました。
初対面でしたが待合室の椅子の隣に座り、
耳を傾けてくれ、微笑みと励ましの言葉で安心させて下さいました。
もうお会い出来る機会はないかもしれませんが、
一年前、M病院の肉腫センターの待合室で
初診の私に優しさと微笑みを下さったこと、
忘れません。
(初診時の一年前は快晴の青空だった)
前日に検査したPET- CT検査の結果は、画像上では再発や転移は見られませんでした。
前回も言われましたが、下大静脈平滑筋肉腫は二年以内に再発や転移しやすいみたいで、
「(二年目も)引き続き、気をつけるように」
と言われました。
そして、血液検査の結果、LDHの値が基準値を少し上回って上昇していたので、
LDHの値の上昇が続けば再発が疑われるようなので、
9月の地元の病院での検査、気をつけて見てた方が良いみたいです。
そんな検査結果を告げられた後です。
その後のT先生のお話に驚き、動揺しました。
半年後のPET- CT検査は、M病院の肉腫センターではなく、K総合病院で検査や診察を受けることになりそうです。
まだ公表されたばかりの頃だったみたいで、「(聞いたのは)患者第一号だよ」と言われました。
突然のことで、とても驚き、動揺し、
「現在、M病院に入院中の同郷の友とは、この事を分かち合っていいですか？」
とお尋ねすると、「いいよ」と言われました。
診察が終わり、T先生が友の病室へ回診へ行かれた後、
M病院のカフェで、入院中の同郷の友と色々なことを分かち合いました。
翌日も空港へ行く前、友に会いにM病院へ寄らせてもらいました。
この時間があったから、
この時間のお陰で、
M病院での検査結果や先生からの報告に対して、
心を落ち着けることが出来ました。
本当にありがとう。
6月半ばのこの日から、故郷へ帰って来たね。
近いうちに今度は故郷で再会し、
仲間たちと色々なことを語り合ったり、分かち合いたいです。
ちょうど一年前の2018年6月12日。
M病院 肉腫センター 初診
初めての病気、
初めての駅、初めての病院、
ありがとう。
初めての院内、少し探してたどり着いた肉腫センター。
初診時はドキッとした。
優しかった受付の方々、微笑み、明るさ、
ありがとうございます。
初めての診察室。初めての先生。
ありがとうございます。
キュアサルコーマのパンフレット。
極度の緊張の中、ホッとしました。
この頃から支えられていました。
ありがとう。
待ち時間にM病院の喫茶店から見つめた東京タワー。
PET- CT検査や診察が終わった後、
病院を出てすぐ目の前にそびえ立つ東京タワーを、
様々な想いと共に見上げていた。
あそこまで行ってみたい…と東京タワーを目指し、
病院前後に歩いて見上げに行ったことが。
あれ？どこ？
と通行人の方に道を聞いたし、
意外に少し距離があり、ゼーハーと息切れした(苦笑)
病院からは、すぐ目の前に見えたんだけど。
殆どの方がそう…一人で上京、一人で病院。
そんな中、あなたの存在に何だか励まされたよ。
病院の近く…そこに立って居てくれて、ありがとう。
術後一年目の東京での検査や診察を終え、
帰郷した私に家族が、
「これを機に、地元の大きな病院へ変わったら？
距離的なこと、金銭的なこと、子ども達のことを考えたら、これを機に…」
と。
家族にそれを言われドキッとした。
家族の協力やサポート無しでは、経過観察さへ難しい現実。
まだ家族にハッキリとした返事はしていない。
また、術後一年目のPET- CT検査を目指して…！
と日々の暮らしの中で健康管理をしたり、色々と気合いを入れてたけど、
帰郷後、燃え尽き症候群みたいになり、なかなか心が切り替わらない。
そんな中、すぐ先の目標として、7月のかかりつけの医での血液検査、
9月の地元の病院での造影CTの検査で安心出来るよう、
今日一日、今日一日、
気持ちを切り替えて、生きていこう。
術後一年間を振り返り、
言い尽くせぬ感謝を届けます。
忘れません。
本当にありがとうございました。