休日は家にいる | さてと、今夜はどこ行く?

さてと、今夜はどこ行く?

酒場であったあんなこと、こんなこと。そんなことを書いてます。ほとんど、妄想、作話ですが。

休日はほとんど外に出ることはない。

ずっと家にこもり、酒を飲みながら映画を観ている。

時折、料理を作る。

この日は、午前中に寿司を作るのに使ったアルゼンチン産の赤エビの頭を揚げてみた。

骨せんべいのようで、いいつまみになった。

 

飼い猫のきょんを、動物病院に引き取りに行った帰り、松見坂の麓にたい焼き屋ができているのを発見した。

松見坂上にある、蕎麦屋という名の居酒屋に行かなくなって、もう2年になる。

それまでは毎週のようにその居酒屋に通っていたものだった。

すなわち、2年間、俺は松見坂にも来ていなかった。

いつのまに、できたのか?

いずれにしても、見つけたたい焼き屋からは、甘いいい香りが漂っていた。

甘いものはあまり好きではないのだが、たい焼きは別だ。

値段は一尾200円と、たい焼きにしては高額設定だった。

つぶ餡の他、アンズも入っているとのことだった。

4尾ほど購入した。

購入したものの、それは食べられることなく、キッチンのカウンターの上に放置された。

金曜の夕方の話だ。

日曜の夕方にそれは食べられることになった。

すっかり冷えて、中の餡も若干硬くなっていたが、逆にそれがウイスキーのつまみとしてはいい塩梅と感じられた。

干からびたたい焼きをつまみながら、そういえば冷蔵庫にイチゴがあったことを思い出した。

随分と前に購入したもので、たい焼き同様、若干、干からびかけていた。

ヘタをとって、ミキサーに入れ、牛乳と、バカルディと氷を入れて撹拌した。

グラスに移し飲んでみた。

砂糖も加えるべきだったかもしれない。

イチゴの甘さだけでは、物足りなく感じた。

テレビの液晶画面では、シリアルママが「うふふ。」と、どや顔を見せていた。

 

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