二度あることは・・・ | さてと、今夜はどこ行く?

さてと、今夜はどこ行く?

酒場であったあんなこと、こんなこと。そんなことを書いてます。ほとんど、妄想、作話ですが。

 

あの話、覚えてるかな?

俺が、スポーツジムで風呂上りに、パウダールームで髪を乾かしていたら、隣に男が来たって話。

広いパウダールーム、俺のほかに利用者はいないっていうのに、なんだって、わざわざ俺の隣に来るかな、もっと離れたところに立てよ、って思ったわけさ。

だけど、どこに立つかはその男の自由だし、俺にその自由を奪う権利はない。

逆に俺が離れた位置に移動するってのも一つの考えではあったけど、それをするのもなんだか不自然で、男に失礼に当たる気もして、結局何もせず、そのまま髪を乾かし続けたのさ。

で、漸く乾かし終わって、ドライヤーを戻し、出ようかなって時に、右横っ腹になにか冷たい水滴のようなものがついたのさ。

「なんだ?」

と思えば、隣で男が頭上で、何かの瓶を勢いよく振っているのさ。

横っ腹に手をやり、その水滴の臭いを嗅ぐと、これが、なんていうか、オヤジくさい。

仁丹の匂いっていうの?

その男にとってはいい匂いなのかもしれないけれど、俺はダメだ。

文句の一つでも言ってやろうかと思ったんだけど、俺も似たような経験があってね。

その時は俺が相手に水滴をかけてしまったわけだけど、そこで、俺は怒られて、謝って許しては貰えたものの、なんともつまらない気分になったのさ。

たかが水滴の一つで、相手を、そのときの俺のようなつまらない気分にさせることもないな、と、思い直し、何も言わず、またシャワー室に戻ると、体を洗い直したのさ。

この話、覚えてた?

ま、いいさ。

昨日もさ、ひと泳ぎした後、風呂から上がってジムのパウダールームに行ったのさ。

そしたらさ、また、あの時の男が、パウダールームにいるのさ。

俺は、当然、彼から離れたところに立って、髪を乾かし始めたさ。

また同じことは御免だからね。

今度は何もなく、無事髪も乾き終えて、さて出るか、と男の後ろを通りかかったら・・・

いきなり!

いきなりだよ。

まさに青天の霹靂!

そのタイミングで、男が瓶を頭上に持っていき、激しく振ったのさ。

で、背後を通りかかった俺に、ピチャって・・・

俺は、確信したね。

悔しいが、これと同じこと、も一回あるな、って。

だって言うだろ?

二度あることは三度あるってさ。

 

話変わって、名古屋で偶然発見して、お気に入りになった居酒屋、翌日もまた訪れた。

この日はもう一つのオススメ、みそ串カツを食べてみた。

これまたとても美味しかった。

それから、前日、隣で飲まれていた常連さんに教えられた、手羽先揚げも食べてみた。

前日初めてこの店を訪れた俺は知らなかったが、ここの唐揚げは量が滅茶苦茶多いので、一人客で頼む人は滅多にいないそうだ。

そんなことは露知らず、一人で唐揚げを頼んだ俺に、彼は思わず、「えっ!」と声が漏れてしまっていた。

その後、俺も、届いた唐揚げを見て絶句してしまったわけだけど、その時に彼が教えてくれたのだ。

一人なら、手羽先がオススメですよって。

確かに、その通り、手羽先は量も適度で、そして、唐揚げよりも美味しかった。

そう言えば、名古屋は手羽先の店多かったよね。

実名を出すのは控えるけれど、世界のYとか、F坊とか・・・

俺個人の意見だけど、そういったところより、この店の方が断然美味しかったな。

この翌日は、もう東京に戻らないといけなかったから、これがこの店を訪れる最後になってしまったけれど、俺は確信してるのさ。

ここは、絶対にまた訪れるな、って。

だっていうだろ、二度あることは・・・ってさ。

あ、キープの焼酎は、飲み干したよん。

ではまたねん。

 

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