ありがとう東京園 | さてと、今夜はどこ行く?

さてと、今夜はどこ行く?

酒場であったあんなこと、こんなこと。そんなことを書いてます。ほとんど、妄想、作話ですが。

かつては東京の奥座敷といわれ、温泉街として華やいでいた綱島だが、流行り廃れというものがあるものなのか、ひとつまたひとつと温泉宿は姿を消し、剰え、東海道新幹線が1964年に開通した。これがもしかしたら綱島にとっては致命的になったのかもしれない。
箱根やら伊豆やらに短時間で到着できるとなった今、その客の多くはそちらに運び去られた。
そして、綱島温泉街は廃れ、今や、残る温泉施設は、東京園のみとなった。



しかし、この東京園、実に長閑でのんびりとした空気が流れている。
独特な黒い温泉につかった後は、座敷や縁側で、広大な庭を眺めつつ、気ままに持ち込んだ食事をつまみに、これまた持ち込んだ酒を飲むことが出来る。
もちろん、施設内にも売店があり、そこでそういったものを購入することも可能だ。
併設された宴会場では、マイク片手にステージにあがり歌う誰かに、知らない誰かが手拍子やら合いの手を入れている。



宿泊施設は無いが、二階にはいくつかの個室があり、貸切で仲間内だけで盛り上がることも可能だ。
というわけで、この日は、東京園の二階座敷を借り切って、気の置けないもの同士で昼から宴会ということになった。
綱島駅前で待ち合わせ、酒や食べ物を買い込む。



ちなみに東京園の目の前には、福苑という旨い中華料理屋があって、持ち帰りも可能なので、ここで食事を調達するのもアリだ。
東京園は一度入館してしまったら、外出はできない。
持ち込んだ食べ物や酒が無くなったからといって、
「ちょっと、外に調達に行って、また戻ってきます!」
というわけにはいかないので、そこのところは注意して欲しい。
とはいうものの、ここだけの話、受付のお姉サマに媚を売れば、その限りでもないという噂もあるが・・・
話が逸れた。
なんの話だっけ?
そうそう、宴会!

まあ、事前に色々と買い込み、いざ入館となる。
二階座敷利用者は、玄関に設置の靴箱は利用できない。
手渡されたビニール袋に各自自分の履物を入れて、二階に上がることになる。
で、漸く部屋についたら、中央に置かれたテーブルに買い込んできたものを色々並べ、

レッツ宴会。

の前に、風呂。
これを忘れちゃ本末転倒。
綱島温泉特有のあの黒い温泉につからなくては!
で、温泉つかってさっぱりしたあとは、やっと、

宴会。

以下、持ち込んで飲み食いしたもの(一例)











ところで知ってたかい?
実はこの東京園、隠し持っているらしいよ。
なにをって?

UFO



秘密の梯子を登るとそこには・・・





5月の末日に遠く飛び立っていっちまうっていう噂だよ。

その前に、

あなたも一度、東京園

いかが?