しかし、実際土鍋でぐつぐつと煮えるそれを目の当たりにし、そして口にした途端、ごめんなさいさあ。
いやあ、こんな旨い豆腐はじめてさあ。
白い上澄みの下には柔らかまろやかな豆腐が静かに身を潜めてるのさ
それをそっとお玉で掬って、熱々のうちに食べるのだけど、これが、「これが豆腐？」ってくらいに革命的に旨いのさ。
甲州のワインもすすんじゃうのさあ。
鰹節やら塩やら塩昆布やら胡麻やらをお好みでふりかけ、醤油をちょっとたらして食べるのも、またありさあ！
ビジュアル的に美しくないから写真の掲載は控えたけれど、熱々の豆腐をお玉で掬い、白い上澄みとともにご飯にのせて、そこに鰹節やらをお好みでふりかけ、醤油をちょっとたらして軽くかきまぜ食べるのも最高なのさあ。
思わずご飯のおかわりしちゃったくらいさあ。
豆腐サマ、侮ってごめんなさいって、畳に額すりすりしちゃったさあ。
「うち帰ったら、作ってみるさあ！」
って、仲居さんにつくりかた訊ねたくらいさあ。
なんでも、こちらの名物、「翠楼豆腐」っていうんだってさあ。
いやはや、とても美味しかったさあ。
思い出すだけで、垂涎ものさあ。
ところで、後日、早速にがり買って、勘働かせ作ってみたんだけど、できあがったそれらしきものが、なんだか豆乳におからを投入したみたいなものだったってのは、どういうことさあ？
名物は一日にしちゃ成らないってことさあね。
まあ、なんくるないさあ。
ってわけで、また折りを見て食べに行くさあ！
くわっちいさびたん。 いっぺえまーさやたん♪