jpからは一日に何通もメールがくる。


「 マリは本物の女性だ。フェミニンで、エロティックで、心が広く、優しくて、可愛くて、花のようだ。 愛は貴重で儚い。 君と過ごすためなら世界中どこにでもいく」

とてもロマンティックなメールがタヒチのお花の写真と送られてくる。


フェミニン、嬉しい。
エロティック、嬉しい。
花のよう、嬉しい。

どれも嬉しい。


jpが若かったらな、って考えてしまう自分もいる。
jpも、あと30才、20才若かったら、君と結婚するって何度も言ってた。


でも、もし、なんて言葉はない。

今の私たちだから、出会って、共鳴しあって、想い合うことができる。


この年齢の差があるからこそ、純粋に愛で相手の幸せを願えて、思い合える。

すべては完璧に流れている。

2人とも心の中ではわかってる。

jpは、順番でいったら、わたしより早く、天国へ行く。
彼は、人生の後半を歩んでる。
私は、まだ半分は生きてないと思う。

ある程度生きてきたフランス人紳士。
人生はまだこれから花開くと思っている私。


危ういバランスがパーフェクトに天秤の上にのっている気がする。


彼のことは大切にしていく。

世界が私に与えてくれた出会い。

大切。

次の日はもうお別れ☆

彼は、早く起きたけど、
わたしは、まだ寝ていたい。

シャンパングラスを持って、わたしにオハヨウと言ってくる。


眠いわたしは、もう一回、一緒に寝ようと、一緒に二度寝に誘った。


気持ちよい、ここちよい彼と一緒の二度寝。


シャワーや、チェックアウトの準備。


サヨナラが近づく。

ホテルで朝食。
日本庭園のお散歩。
お茶。

チェックアウト。


彼は、 i love you .と言った。

わたしは、応えれない、無言で涙だけ出てきた。

i love youは、今までに一人にしか言ったことがない。
そんな簡単に言えないから言わない。


何度も抱きしめあって、何度も何度もキスをされた。


ホテルに空港行きのバスが来た。

お別れ。

また 会えばいいし、それは簡単なこと。

でも、わたしはいつもわかってる。


将来なんてわからない。

将来なんてわからないからいつも今の瞬間を大切にしている。



成田まで見送ると言ったけど、彼はノーと言った。


キュッと長いハグをして、キスをして、バイバイをして投げキスをして、
彼は空港に行った。


素晴らしい時間だった。

実際の年齢は、33才も違う。
私の倍は生きている彼。

国籍も文化も言葉も違う。

1ヶ月前に、北京からのフライトで席が隣になったのが出会い。


ハートと気持ちで繋がった。

これからは、どうになるかわからない。

けど、素晴らしく、美しい時を過ごした。


jpに感謝。

彼を抱きしめたい。
jpとの時間が終わりに近づいていく。

彼は私に、i think i love you と言った。

私は、何も返せなくて、もう一度言って!と言った。

彼は、もう一度は言ってくれなかったけど、

いろいろ話していた。

離れることは小さな死と似ている、と言っていた。
私もその意味はよく理解していた。

人間同士の出会い別れは、死に似ている。

リアルタイムが終わったら、想像の中で想い合っていく。

それ以上に深く感じて、説明もしたいけど、

生きることと死、は出会いや旅、恋愛にすごくすごくかぶる。


わたしは、彼と瞬間瞬間生きた時間、生き生きと輝いた時間を過ごせたことに感動して幸せで涙が出てきた。


お別れを考えるのは、明日を考えるのは、今はやめて、ってお願いして、ダブルベッドで一緒に寝た。