き・き・桐山君!!!
お母さんは、呼び鈴に気づき玄関を開けると…
桐「真矢さんいますか?」
母「どなた様?」
桐「あ、申し遅れました。桐山雫といいます。」
私は階段を駆け下りた。
真「お、お母さん…その…彼氏…」
お母さんは驚いた顔をした。
そりゃあ、今まで彼氏を紹介したことのない(紹介する人がいなかっただけだが…)私がいきなりイケメンな彼氏を連れてきたら…ねぇ…
母「そ・そうなの…あはははは…」
ぎこちない…
真「行ってきます。」
ドアを開けた。
桐「あのさ…今日、家に来ない?」
真「え…?」
桐「今日、父さんの仕事が休みだから紹介したいんだ。」
真「いいの?」
桐「大歓迎!!」
桐山君はニコッと笑った…
ドキんッ
私…桐山君の笑い方好きだなぁ…
心で思った。
…ま、まてよ…なにも考えずに家出てきたけど…桐山君ファンの方々…どうしよう…
校門の前に行くと、予想通り桐山君ファンの方々が…
あ、桐山君ファンクラブ、クラブ長の瀬菜 香美さんだ…
香 「あら。早速仲良く御登校ですの?羨ましいものですわ…」
瀬菜香美と、桐山君の関係は、お母さん同士が同じ職場で、二人が生まれる前からの仲だったらしい。でも、香美の一方的な好意で桐山君も困っているようだ…
香「お二人がお付き合いしていると、耳に入ったものですからどうゆう事と…
説明していただけますか?齋藤 真矢さん…」
真「あの…その…」
桐「瀬菜さん…辞めて下さい。齋藤さんが困ってますから…」
香「私はただ、お二人がお付き合いしているのが本当なのかを知りたかっただけですわ。付き合ってるのか、付き合ってないのかはっきりしていただかないと、こちらの身ももちませんの…」
桐「付き合ってる。なんか文句ある?」
香「文句なんてありませんわ。ただ桐山君…あなたは、学校の王子様なの…こんな平凡な子のどこがいいのよ…」
桐「おい。瀬菜…俺のことをどう言おうとどうでもいい…でも、齋藤さんを傷つけることは許さないっっ!」
香「ふ~ん…じゃあ、齋藤さんに雪菜さんの事言ってもいいのかしら…」
雪菜…??
真「雪菜さんって、うちの学校で優位アメリカに留学した道明寺 雪菜さんの事ですか?」
香「えぇ…」
え…道明寺さんと、桐山君ってどんな関係が…
桐「俺と雪菜は終わっている…別に言っても構わない…」
香「じゃあ決まりっ!齋藤さんは今日のお昼休みに、渡り廊下に来て…」
私は覚悟した。
どんな話でも受け入れようと…
