思い起こせば40代母子家庭で2人の
子供を似顔絵の仕事だけで育てたのは
もしかして、褒めてもらえる事なのかも
知れない。
当時ユニバの若い作家さん達に囲まれて
待機中も仕事してたら、がっついてると
からかわれた。笑
ユニバから帰宅して夜23時頃から徹夜で
通販似顔絵の作業。似顔絵イベントも行ってたので
何ヶ月も1日18時間くらい描き続けてた。
テレビはもちろん新聞も読めない。
天使の顔した悪魔さん達に騙され借金も多々。
ただただ孤独な似顔絵修行でした。
睡眠時間も3~4時間が続いたので
ノイローゼ寸前だったと思います。
ユニバは売上げ制なので、雨の平日は
電車賃が赤字なので大変だったけど
おかげさまで成長させていただいた。
似顔絵通販サイト様は文字通り、救世主様でした。
徹夜明けに通販似顔絵が完成し、
梱包し、自転車でファミマに発送してから
ふらつきながらダイエーまで行って、買い物
ダンボールを貰ってくる日々。
雨の日も風の日も暑い日も雪の日も。仕事帰り
車も無く、布製のキャリーバックにビニール袋を
かぶせ、車輪が絡まり~の。
深夜の雨の駅に到着したら、心底車でお迎えの人が
羨ましかったなぁ。。
ぼろぼろのチャリンコで画材を入れたキャリーと
暗い雨の中30分。
似顔絵以外の仕事はことごとく上手くいかない。
53歳になり、視力がかなり悪くなったけど。
生きた証を残したい。という初心を思い起こし
今一度似顔絵に真摯に向き合いたいと思う、
今日この頃であります。
(写真は18歳、京都太秦映画村の似顔絵小屋で
アルバイトしていた頃です。35年前!笑)