偉い人 | Bitz & pieces
割と順調に、エリート街道を歩んできた「偉い人」にも、いろんなタイプの人がいます。



恵まれてきた人生であるということをよくわかってて、感謝している謙虚な人もいる。

かと思えば、自分がどれだけ幸運だったかをよくわかってなくて、自分の成功を自分の資質や努力に基づくもの、と見なして、気づかずに傲慢になっている人もいる。



おもしろいのが、ちゃんと人望のある、周りに慕われている人の中にも、後者に当てはまる人が意外といるというところ。

こういう人は、多分、いい人なんだろうけど、いい人だからこそ、余計に周りの、その人からの恩恵を受ける人がその人に遠慮したり、気を使ったりしてその人の世界を支えている事に気づいてなかったりする。

まぁ、そういう風に、目的がどうあれ周りが支えてくれる状態を作り上げた実績/力というのも、その人の成功の一部でもあるので、それはそれで凄い事でもあるのですが。



ただ、その、その人を中心とする小宇宙の外側にいる人には、その人の威光が及ぶとは限らないんですよね。

その人の小宇宙の中の常識は、外では通用しない事もあるのです。



周りの人がいつも、その人に対し、心地よい礼儀を持って接してくれるのは、その人の地位やお金や名声などが生み出す、その人に対する特別扱いでしかないかも。

それがわかってないと、単に一人の人間としてその人を見て、特別扱いしない誰かは、その人のことを「要求がましくてつきあいづらい人」と思うかも。

知らないところで、「ああいう立場にいると/偉くなっちゃうと、ああなっちゃうんだろうね~」みたいな事を言われていたり。



ま、それでも、小宇宙の中は安泰だから、そこにずぅっと暮らし続ける限り、無知で傲慢なまま、居心地よい安定の中で生きていけるでしょう。

それはそれで、幸せな人生だと思います。

よかったね得意げ



でも、まぁ、その小宇宙の中の常識が非常識なことを理解していて、小宇宙の外の人とも対等に付き合い、受け止め、学び、尊敬される人というのは、偉大だな と思いますラブラブ

すばらしい。

経済状況や立場など全く異なる環境にあるわけですが、そういう人をこそ、そういう人の心の持ちようをこそ、見習って生きていきたいものだと思いますドキドキ