○私は「プラス思考は危ない」と考えている。
以前に書いたことを、もう一度書きたいと思う。
日本でプラス思考が流行りはじめたのは、バブル崩壊後の95年あたりからである。
「きっと将来は良くなる」「いいことしか起こらない」「自分はスゴい人間である」・・・等々。
それから速くも25年が経つ。果たして、世の中は良くなっているだろうか?
・・・ これは、見方にもよるだろう。良くなったと実感している人もいるとは思う。
今、私の周りはプラス思考の人だらけだ。
それらの人々は、マイナスの事はけっして受け入れない。
それらの人は、たった1つの欠点もなく、全てがスバラシく、才能豊かである ・・・らしい。
「スゴい❗️」「頭いい❗️」「素晴らしい人がらだ❗️」「きっと、あなたは成功者になるだろう❗️」・・・ そういうホメ言葉に満ちあふれている。
また、そう言わなければ、付き合ってもらえなくなる。
もしも、1つでも欠点を指摘しようものなら、即座に縁を切られてしまうことさえ少なくない。
また、社会全体についても同様。たった1つでも良くない点や悪くなる予想を言おうものなら、その瞬間に「非国民」扱いされてしまう。
それで、良いのだろうか?
「 ホメテくれる人 = 良い人」「欠点を指摘する人 = 悪い人」という価値観が定着してしまっている感じさえしないでもない。
果たして、そんなことで良いのだろうか?
日本をホメる人が愛国者で、良くない点を指摘する人は非国民なのだろうか?
私は、そんな風潮になっている今の状況を不安に思う。ハッキリ言って危ないとさえ感じる。
周囲を見回してほしい。ほんとうにスゴい人が、自分のことを「スゴい❗️」と言っているだろうか?
私は、プラス思考の人ではなくて、むしろマイナス思考の人こそが、21世紀に生き残れる確率が高いと、本気で考えているのだ。
