ピアノ部門は、一次予選、二次予選がピアノソロの審査、そして本選(ファイナル)はピアノコンチェルトによる審査になっている。
ピアノコンチェルトばかりを4曲続けて聴ける演奏会なんてないし、名古屋でコンクールの本選を聴ける機会もないので、当日ぎりぎりまで予定が立たなかった中、上野の東京文化会館に出向いて当日券を買って聴いてきた。
ファイナリストは男性2、女性2の計4人で、オーケストラは東京交響楽団。曲は男性二人がベートーベンの3番と5番、女性はシューマンとラフマニノフの1番だった。
まず驚いたのはオケがものすごくうまかったこと。
大編成のオケではないが、ピアノをひき立てつつ、音楽の流れを上手に作って盛り上げていく。在京のオーケストラはすごく多くて、オケの激戦区だからか、本当にうまい。指揮の梅田俊明氏も温かい雰囲気を作って演奏者を盛りたてていてすごくいい感じ。
結果は、最初の一音から輝かしい音でベートーベンの5番、皇帝を弾き切った桐朋女子高校2年の男の子が、東京藝大の大学生と大学院生、上野学園大の大学生を押さえて一位だった。
同じ会場の同じピアノでの聴き比べ。そして、コンチェルトだからオケに負けない音量と強さを聴かせられないと勝てない。出場者の緊張と気迫が痛いほど伝わってきて、普通のコンサートよりずいぶん張りつめた雰囲気だった。
で、6時から始まって4曲聴いて、結果の発表と講評が終わったら、なんと10時半。
周りにいた人たちが「自主公演だからこんな時間まで会場使わせてくれるんだ~普通なら9時か9時半に絶対追い出されるのに~」とぶつぶつ。確かにな~



