ナツの学年は学級崩壊を起こしたことがあり


その翌年はテコ入れで


指折りの厳しい先生が投入され鎮火した



だから


いつかどこかで聞いた


「学級崩壊は先生の力量不足説」もあながち間違いではないのかもしれない



酷だけど



そのようなベースがあり


ナツの学年は騒がしい



個人懇談で先生のため息


ままならないらしい


大変らしい



そんなクラスで


ナツは大丈夫?


不安不安



と心配になったけど



彼女曰く



「フツー」

「困ったことはない」



でも!

騒がしいクラスなんでしょ?!



「そういう人もいるけど

私には関係ないし気にしてない」



強っ



凝視凝視




なんか


そういう強さがあるねナツは。




他人の評価で自分は決まらない…みたいな




一方でハルは


自分に関係ないクラスのトラブルであっても

感情が引きずられて影響されてたなぁ



機微に疎いクセに空気には敏感で

気になってしょうがないみたいな。



当然ハルに何ができるわけでもなく

ただただ気持ちを乱されるだけという…




そのときのハルを思い出すと


なんかね


発達障害の子が学級崩壊の戦犯にされがちな理由が分からんでもない…と思ってしまったよ



自分は自分!とシャットダウンできずに

ソワソワしてた




ハルは心がソワソワしてただけだったけど


身体にもソワソワが出ちゃうタイプだと


目立って学級崩壊の旗印になっちゃうだろうなぁ〜と思ったわ。