6曲目をつくりました【ボカロ】【SAKI AI】 | まりおの原神ブログ

まりおの原神ブログ

最近はすっかり原神ブログ

たまに趣味の話も

久しぶりに曲をつくりました。

 

 

 

以下は、作曲中の課程を振り返ったメモ。

 

・2022年 2月末のある日の寝起きに、この曲のサビの一部(ありがとう×3)が脳内再生された。

 印象的なメロディだと思ったが、特になにも行動せず。

 

・3月頭の寝起きで、もう一回同じサビが脳内再生された。

 メロディが脳内再生される事は時々あるが、割とすぐ忘れる。

 でも同じメロディがもう一度鳴ったのは初めて。

 これは作るしかない!と気持ちを入れ替えて作曲開始。

 

・脳内再生された曲があまりにも鮮明だったため、

 以前どこかで聞いた曲を思い出しただけ、という可能性を疑う。

 歌詞を手がかりにして検索するも、ヒットせず。

 とりあえず大丈夫そう?

 

・サビに仮歌詞をつけてメロディを入れて、コードを付けた。

 以前、作曲してた友人に聞かせて、感想をもとめる。

 「リズムが面白い。ちゃんとした曲を聴いてみたい。」

 良いと思ったメロディには触れられず… ぐぬぬ。

 

・ドラムをつける。

 リズムがうまくはまらない…

 奴の言っていたのは、コレか!

 

・最初はテンポ 90で作り始めた。

 ちょっと遅い気がしたので、93に変更。

 

・曲のテーマに悩みつつ、Aメロ、Bメロの歌詞を作る。

 曲作りに不慣れな自分には、詞先(しせん)こそ説得力あるメロディをつくる方法。

 

・歌の音域を、女性ボーカルが歌いやすい範囲に設定しようと思い立つ。

 AメロBメロは、そのままだと音域が合わなかったので転調させる。

 何気に初の転調だ。

 

・しかし女性ボーカルの音域が、いくつか見た記事で書いてあることが違って、

 都度転調を変えるという形で振り回される。

 なぜ記事によって音域表記が違ったか?

 その原因が、YAMAHA式と世界標準式の、二種類の音域表記だと知る。

 YAMAHAめぇ…笑


・曲のテーマを卒業に決める。

 ふらふらしてた歌詞も、割とバッサリ切れた。

 

・Bメロの歌詞が、サビ前で一旦落ち着く内容だと後から気づく。

 ここで伴奏のコード進行を変える。

 印象がよりピッタリになる。

 

・さらに何度も聞いて、AメロBメロの伴奏が同じピアノだと気づく。

 シーンが変わってるんだから、楽器を変えるべきだ!

 同じフレーズを弾いてた伴奏も変えるべきだ!

 経験がある人なら最初から気づく内容に 1週間掛かりましたよ。


・何度も曲を聞き直す。何か物足りない。

 テンポを 95に変更。少し間が持つ感じに。

 さらに歌のハモリと、合いの手的なメロディを足す。

 

・この曲のボーカロイドは、Synthesizer V の SAKI AI。

 Synthesizer V を選んだ理由は、AI音声が自然だったことと、

 作曲ソフト(DAW)の中で編集できるという操作性から。

 何度も改良されて購入した昨年よりも、歌が上手くなってる。

 今回の曲は、無調整。

 

・Synthesizer V の対抗として、最近「CeVIO Pro」が無料で使えることを知る。

 歌声の「知声」がちょっと面白い感じだったので、ハモリに使おうと試してみた。

 しかし、操作性の悪さ(Synthesizer Vとの違いという方が適切かも)と謎のノイズで断念。

 ノイズの原因はサンプリング周波数の設定だったので、最終的にはちゃんと動いた。

 すぐ設定すれば良かったけど、気持ちが萎えてしまった…

 

・ミックスでも、まぁまぁ苦労した。

 

 モヤっとして聞こえる

  → ドラムのローカットでOK

 

 中域だけ音が大きい

  →ボーカルのコンプ、EQである程度整えた

 

 音圧が足りない(=音が小さく聞こえる)

  →コンプを何度か掛けることで、ある程度解消

 

 ボーカルの声が、ガサガサ?する

  →ディレイやリバーブ、サチュレーションである程度整えた

  →取材されるレベルのボカロPの皆さんが、Wavesの H-DELAYを愛用する理由が少し分かった

   ・Chinozoさんへの制作機材インタビュー

   https://sonicwire.com/news/blog/2021/07/chinozo-vocal-fx-chain


・動画作成にも、かるーくハマる。

 このぐらいのハマりは想定内ですよ、ええ笑
 作曲(物作り)って、マゾ気質があった方が上手くいくな。

 

・考えてみたらまともにボーカル曲つくるの、初めてだもんなぁ。

 途中で諦めずに、形にできて良かった。

 

・作曲してた友人に聞かせて、感想をもとめる。

 「以前の曲より完成度が上がってる。

 低音しっかりのベースで引き締まってるし、リズム感があっていい。」

 メロディの感想はナシ笑

 

 この友人は、↓こういうトランスが好き。

 

・今ふりかえると、脳内再生された曲が良かったし、鮮明だった。

 多分、電波を受信したんだろう。

 

 以前勤めていたゲーム制作会社のサウンドチームの部長さんが、

   曲作りは彫刻に似ている

   曲はすでにあって掘り出されるのを待っている

   イメージ通りに形にできるかは自分の腕次第だ

 という趣旨のことを言われていた。

 

 当時は正直、ピンとこなかった。

 でも今なら分かる。

 (解釈を間違っている可能性もある笑)