ミュージカル『すしざんまい』

ではありません!笑

製作発表を行なったカナダ大使館にて、日本の国旗、カナダの国旗、そしてカムフロムアウェイの舞台となるニューファンドランド・ラブラドール州の州旗と共に!


ミュージカル『カムフロムアウェイ』今回の物語の舞台となるカナダのニューファンドランド島(にあるガンダー国際空港)は、カナダの北東にある小さな島です。国際空港といっても、多くの人々にとってガンダー国際空港は目的地ではなく、当時の飛行機は今ほどロングフライトが不可能だったので、あくまで一時的な給油目的が多く、かつては大きな経由空港の一つでしたが、2001年当時、普段は1日に6便しか着陸しないような小さな空港となっていました。

そこにある日突然、9.11の同時多発テロの影響を受けて38機が一気にガンダーに着陸し、テロ警戒の為に預け荷物のスーツケースすら返してもらえない、ほぼ手ぶらの約7000人もの人々が降り立つのです。

ガンダーという街の警察署には、警官がたった2人しかいません。それくらい小さな街で、島民みんなが顔見知りのようなところです。そんなところに乗客約7000人が、島民たちの信じられないような手厚いサポートの中、数日間を過ごすことになります。

地理的に一番わかりやすいイメージでお伝えすると、あの豪華客船タイタニック号が氷山により沈没したのが、今回のニューファンドランド島の沖合でした。

映画『タイタニック』のメインテーマ♪My Heart Will Go Onはあまりに有名ですが、この曲の前奏で流れているあのフルートのような民族楽器の音色が、同じく民族楽器の打楽器と共にカムフロムアウェイの劇中では鳴り続けています。これが一番イメージしやすいかもしれません。(全1幕もの約100分) ちなみになんと、カムフロムアウェイでは♪My Heart Will Go Onのサビの一節があるシーンで登場します!お楽しみに!

そして、大海原に突き出た木々と岩ばかりのその地形から、ニューファンドランド島は『ザ・ロック』とも呼ばれています。

ということでオープニングナンバーのタイトルは、
Welcome To The Rock!


オープニングナンバーの稽古が、

フルサイズで映像公開されました!


ノンマイクにピアノのみですが、

劇場ではどんな進化を遂げるのか!?


↓こちらは稽古場の掲示物。事件当時、ガンダー空港へのあまりの緊急着陸により、乗客はどこの国のどこの街に着陸したかもわからず、空港内にはこのような地図と書き込みの張り紙が掲示されました。


ほとんどの乗客が地名を聞いてもマイナーすぎてピンとこず、またニューファンドランドはカナダの中でも話し言葉に大変訛りのある方言地域、それに加えて世界各国の人種や宗教や言語が交錯し、様々な混乱がおきました。ニューヨークなどと比べても、標準時間が【30分の時差】まである、非常に辺鄙な地域です。


You are hereと I am here という言葉が、

この物語では何度も大きな意味をもたらします。


英語圏のドキュメンタリーTV番組で、『You are here』という番組があります。これはニューファンドランドでの上記の史実と、ミュージカル『カムフロムアウェイ』のドキュメンタリーが構成され、キャストのモデルとなった人々(僕らはその方々を実名で演じています)が実際に番組に登場し、インタビューに答えています。この番組は全キャスト視聴必須と、海外チームから伝えられていました。


【You are here come from away】と検索すると、80分ほどのドキュメンタリー番組を観ることができます。


YouTubeの字幕システムで【英語自動生成】→【自動翻訳】を選び、日本語に設定にすると、【日本語字幕】でも視聴可能です。


僕が演じるケビンJさんご本人も登場。

是非ご覧下さい!

そして先日稽古後に、シルビアさんが個人輸入してくれたニューファンドランドの地酒スクリーチ(ラム酒)をみんなで味見しました!このスクリーチを一気に飲んで、ニューファンドランドの名物でもある魚のタラにキスをすると、ニューファンドランドの人間として認められるという儀式があります。これを【スクリーチ・イン】と呼ぶのですが、劇中で最も盛り上がるシーンとして登場してきます。お楽しみに!


↓こちらの動画では、

そのスクリーチのシーンも少しご覧頂けます!


バンドも最高!!!

 


それでは!


まずは日生劇場にてお待ちしてります!