明日、9月10日は・・・
シシィ(皇后エリザベート)の命日です。
1898年9月10日(享年60歳)
2016年撮影、ウィーン市内カプツィーナ教会の地下にある納骨堂。手前から、皇后エリザベート、皇帝フランツ・ヨーゼフ、奥にあるのが皇太子ルドルフ。3名の棺です。
ここには3年後の2019年も訪れることが出来ました。
そしていよいよ1ヶ月後には、ミュージカル『エリザベート』が帝国劇場にて開幕!この作品に携わって12年となりますが、初心に戻り、皇帝フランツ・ヨーゼフの人生と向き合う日々を過ごしています。
皇帝フランツ・ヨーゼフ
ミュージカルの劇中では22歳から始まり、
シシィが暗殺される68歳までを演じます。
ちょうど一年後の舞台が発表されました。
ミュージカル『アナスタシア』
グレブ・ヴァガノフ役
これまで、『エリザベート』でハプスブルク家、『マリー・アントワネット』でブルボン朝、『ジキル&ハイド』や『スクルージ』でヴィクトリア朝・・・と数々の時代と国を生きてきましたが、個人的には初めてとなる、ロシアのロマノフ朝。
この作品は史実を元に創られています。
18歳でオーストリアの皇帝となり、ハプスブルク帝国で在位68年を務めた享年86歳の皇帝フランツ・ヨーゼフ。そのフランツが崩御した翌年、ロシアで革命がおこります。
そして1918年、ロシアの最後の皇帝ニコライ2世とその家族が、革命軍に全員銃殺されました。
あの皇族ロマノフ家がついに途絶えてしまった!と世界中が思っていたところ、実は末の皇女アナスタシアだけはひっそり生き延びていた!?と噂が絶えませんでした。数年後には各地で自称アナスタシアが続々と現れ、ロシアは大混乱に。世界史においても大変ミステリーとされた実話物語、これがアナスタシア伝説です。
↓アナスタシアの実際の写真
この史実を元に、
1956年に映画『追想(ANASTASIA)』が製作され、
そのリメイクとして、
1997年にアニメ映画『アナスタシア』が製作、
そのアニメ映画から着想を得て創られたのが、
今回のミュージカル『アナスタシア』です。
ブロードウェイでの初演で将官グレブを演じたのは、あのラミン・カリムルーさん!
ラミンさんとは、2014年に2つのミュージカルコンサートで共演させて頂きました。
実は、グレブは映画版やアニメ版にはいなかった、このミュージカル版で新たに生まれたオリジナルキャラクター。まさにミュージカル版の象徴ともいえます。
オリジナルキャストのラミン・カリムルーさんに当て書きされたかのような壮大なビッグ・ソロナンバーもあり、物語ではアナスタシア(アーニャ)を追い詰める、重要な役どころとなります。
キャストとしては日本初演メンバーがほとんど続投される中、僕自身も海外クリエーターによる芝居と歌のオーディションを経て、このグレブという人物と出会うことが出来ました。作品の為にしっかりと役目を果たしつつも、新グレブとして新たな風を吹かせられるよう取り組んでいきます。
あらすじについて
登場人物について
※グレブ役のラミンさんによるコメントも!
ドキュメンタリー
2019年日本公演の舞台映像
ブロードウェイ版のCDも発売されています。
この世界観ならではの音楽の素晴らしさはもちろん、ブロードウェイを完全再現した衣装や舞台美術も大きな魅力のひとつ。
舞台装置にいたっては舞台盆が3つもあったり、背景は世界最高水準の高精細なLEDスクリーン!この最新の映像技術が本当に素晴らしく、圧倒的な迫力と美しさは他の作品では絶対に味わえない見どころとなっています。
久々にご一緒させて頂く方や初共演の方も多く、このカンパニーで来日される海外スタッフと共に作品を創り上げることが僕自身もとても楽しみです。
乞うご期待!!!!
↓13名のキャストコメントあり
公式サイト