だいぶ前になりますが、先日お茶の水を通りかかったので、せっかくなので明治大学へ。

ここには明治大学ご出身の作詞家、

阿久悠さんの記念館があります。

僕は2007年にESCOLTAのメンバーとして、阿久悠さんの遺作『愛の流星群』でCDデビューさせて頂きました。癌の闘病中だった為直接お会いすることは出来なかったのですが、僕らがレコーディングした歌声は、入院中の病室でしっかりと聴いて下さっていたそうです。そして、僕らのデビュー曲が発売される3ヶ月前に、都内の病院にて残念ながらお亡くなりになられました。享年70歳でした。


阿久悠さんには沢山の詞を書き留めていらっしゃったので、没後も何曲か詞を提供して頂いたのですが、記念館の入り口に行くと・・・


なんとESCOLTAのオリジナル楽曲『今も好きだから~時は流れて~』で歌わせて頂いている、阿久悠さんによる直筆の4行詞が!作曲は千住明さんです。

館内は撮影禁止なのですが、入り口はOKとのことで、偶然にも唯一撮影可能なのがESCOLTAが歌うこの4行詞。

没後、名だたる作曲家や日本を代表する大歌手など、錚々たるメンバーが都内ホテルに集まって行われた阿久悠さんのお別れの会では、遺作を託されたアーティストとして、僕らがフィナーレでこの『今も好きだから~時は流れて~』を歌わせて頂きました。

音源はこちら

館内には他にも、ESCOLTAが歌うパラダという楽曲の原作となっている書籍の本物が展示されていたり、大きな楽曲年表にもしっかりと僕らのことが記載されていました。

そして今回、展示品の中で僕が最も心に響いたのは、阿久悠さんが明治大学の卒業生に向けたスピーチ原稿。

特に後半の、『変わらなくても良い変化~』から最後にかけては、何度も何度も読み返しました。

記念館はどなたでも無料でご覧頂けるので、

皆さんもいつか是非足を運んでみて下さいね(^_-)



~おまけ~

この日別の場所で、受付の方に案内されある場所に座ったら、目の前にアンセル・アダムス(アメリカの偉大な写真家)の作品が。

先日出演していた『ラビット・ホール』で僕が演じるハウイーの家には、アンセル・アダムスの写真が飾ってある(台詞で一瞬出てくる)ので、なんだかここでも運命を感じました\(^o^)/