いよいよ12/8に日生劇場にて開幕する、
ミュージカル『スクルージ』。
 
スクルージとはチャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』の主人公(頑固で孤独な嫌われ者のお爺ちゃん)ですが、時代を超えて何度も映画化されており、我が家では2013年の出演以降、クリスマス・キャロルの映画を何種類もコレクションしています☆
 
様々なバージョンがありますが、
今回、日生劇場で上演されるのは!
 
フランク・ワイルドホーンの代表作、ミュージカル『ジキル&ハイド』や『シラノ』で作詞や脚本を担当した、レスリー・ブリカッス版の『スクルージ』。そして今回の『スクルージ』では、ブリカッスは脚本・作曲・作詞と、音楽まで全て担っています。
 
歴史を振り返ってみると・・・
 
1843年
チャールズ・ディケンズ作
小説『クリスマス・キャロル』が出版
 
1970年
ミュージカル映画
『スクルージ』(ブリカッス版)の映画公開
 
1992年
ミュージカル
『スクルージ』(ブリカッス版)
イギリスで世界初演
 
1994年
ミュージカル
『スクルージ』(ブリカッス版)
日本初演(主演は市村正親さん)
 
 
以降、94.95.97.99.13.15年と日本で何度も上演され、なんと市村さんは今年で25年間(!)もスクルージを演じ続けていらっしゃることになります!
 
まずは!
 
原作となるディケンズの小説。タイトルはよく耳にしていても、意外とこの作品をちゃんと読んだことがある日本人は少ないようです。

年齢を重ねる度に奥深く感じる作品ですが、『クリスマス・キャロル 』が出版されたのは、なんと作者のディケンズがまだ31歳の頃!そんなに若くしてどこまで人生を悟っていたんだ!と思ってしまう歴史的名作です☆


そして、
 
↓最も外せないのは、ブリカッス版の映画『スクルージ』(邦題はクリスマス・キャロル )。今回上演されるミュージカル版の元となった映画です。もちろん、♪サンキューベリーマッチなどの、あの名曲も登場。
 
そして、他にも名盤が沢山☆

↓ブリカッス版とは異なりますが、『アラジン』や『リトル・マーメイド』『美女と野獣』でお馴染みの、アラン・メンケンの作曲によるミュージカル映画もあります。

以下はミュージカル映画ではなく、
通常の映画版です。
 
↓こちらはディズニー製作。スクルージ役はジム・キャリー、なんと七役を演じています。監督はあの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキス!
 
~番外編~
 
↓クリスマス・キャロルが出来るまでを描いた、作者であるディケンズの心の旅。スクルージ役の日本語吹き替えは市村さんという豪華さ!
 
↓『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』の劇中で度々登場してきた1946年の映画『素晴らしき哉、人生!』は、明らかにクリスマス・キャロルのストーリーをモチーフにしています。
 
そして、1985年の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も、クリスマス・キャロルや素晴らしき哉、人生!と、明らかに酷似点が多く、過去、現在、未来を行き来し、それぞれの時代の自分自身と向き合う物語は、どれも印象的☆ゼメキス監督が、後にディズニーでクリスマスキャロルを担当したのも頷けます。
 
最後は、コンサートホールで大編成フルオーケストラ&大編成コーラスによる、スクルージが二幕フィナーレで歌うI’ll Begin Again(もう一度はじめるぞ)でお別れです☆

凄い壮大なコンサート!
イメージ映像も素敵です(^_-)

 
『スクルージ』開幕まであと4日!