初のフランス革命ものということで、稽古に加えて様々な資料を手掛かりにフェルセンと日々向き合っています。

 

マリー・アントワネット関連の資料は数多く存在しますが、読めば読むほど様々な興味が派生していき、我が家にちょっとしたMA(=マリー・アントワネット)ライブラリが出来ました☆

 

エリザベートでいつのまにか膨大になっているハプスブルク・ライブラリは、既に本棚に収まり切らずクローゼットに大きなハプスブルクコーナーを設けています(笑)

 
歴史書や小説などは去年から全て電子書籍(Kindle Oasis)で読書をし、まだ電子書籍化されていないものや、図解もの、どうしても紙で欲しいものは、書籍を購入します。
 

ということで、とりあえず今現在僕が手にして読んだものや、これから読みたいと思って揃えたもの、ミュージカル『マリー・アントワネット』をより深く楽しめる、手元にある『MA推薦図書』を、数回のブログに分けてご紹介します!

 

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今回のミュージカル『マリー・アントワネット』は、↓こちらの遠藤周作さんの『王妃マリー・アントワネット』を原作としています。歴史に沿った小説でありながら、アントワネットと対照的な貧しいマルグリットという架空の女性を登場させ、他の海外作家の関連小説とは一味違った視点で描かれています。

 

 

 

とはいえ、あくまで原作であり脚本ではないので、舞台化にあたりだいぶ変更されている部分も沢山あります。

 

アントワネットを描いた世界的な名作が、↓ウィーン出身のツヴァイク著による『マリー・アントワネット』。あの池田理代子さんが高校生の頃、このツヴァイクの本に感銘を受け、べルサイユのばらを執筆されたことでも有名です。内容的にバランスよく網羅されていて、最も推薦する伝記本となります☆

 

 

 

今回の演出家ロバート・ヨハンソンさんが上記の書籍に加えて推薦してくださったのが、イギリス出身の女性文学者、フレイザー著による『マリー・アントワネット』です。

 

 

 

遠藤周作さん以外の日本人作家も、アントワネットやフェルセンを描いています。その中でも、先ほどご紹介したツヴァイクの伝記本を訳者としてクレジットされている中野京子さん著による『ヴァレンヌ逃亡』もお勧め。ルイ16世やアントワネットの逃亡をフェルセンが手助けしたものの、途中のヴァレンヌという田舎で国王夫妻が捕らえられてしまい、後に国家の大事件となってしまう出来事(今回のミュージカルだと中盤のシーンにあたります)をさらにクローズアップしたものです。

 

 

 

MAライブラリ ②フランス革命編

 

に続く・・・