八ヶ岳高原ロッジ・音楽堂での、
モーツァルトコンサート翌日・・・・
朝6:00起床。
6:30には八ヶ岳高原ロッジを出発し、
まずは野辺山高原の平沢峠からスタート。
大快晴のお陰で、
ザ・八ヶ岳を完璧に見渡せます!
こんなに晴れることは、最近は無かったそう!
本当は八ヶ岳高原ロッジから最も近い、写真の右から二番目の横岳(杣添尾根ルート)か、一番左の権現岳(天女山〜三ツ頭ルート)に登山したい願望はあったのですが、久し振りの八ヶ岳なので、今回は慣らしも兼ねて安全第一の山選び&ロングトレッキングにしました。
平沢峠も素晴らしいですが、
さらに眺めの良い、
すぐ隣にあるSisi(シシー)岩へGO!
あ、しし岩(展望場)でした!
これが結構いきなりハードな岩登り・・・
そして比較的すぐに、
しし岩の頂上に到着〜!
朝早い為、しし岩も八ヶ岳展望も独り占めです。
ここで初めて朝ごはん!
実は高原ロッジを出発する時、ロッジのスタッフの方が朝早いのにお見送りして下さり、トレッキングすることを知って朝食(サンドウィッチや酢の物や塩分摂取用のお菓子)を準備して下さっていたのです!感動!
写真はその一部ですが、
最高に気持ちのよい空気と共に、
サンドウィッチをいただきました。
しし岩を降り、
ここから飯盛山(めしもりやま)登山道に突入です。
この先トトロに会えそうなスタート・・・
ここは頂上まで2kmほどの、レベル的には難しくない山ですが、前半は急勾配で重いザックをしょっていると意外とハード。約1時間で頂上到着を目指します。
木々で暗い急勾配をひたすら登っていると、
小さなお花がちょっとしたオアシス。
1時間ほどで、遠くに富士山がくっきり!
もう少しです。
飯盛山の頂上に人影発見!
朝8:30前には、標高1643mに登頂。
もちろん富士山もくっきりです。
下山は同じルートではなく、
頂上から清里の街まで直接下山。
4.2kmの下り坂です。
ここで、ここはブラジル?
と思うようなド派手なお花に遭遇。
この花はこの旅でここでしか出会いませんでした。
元気が出るオレンジ!
カメラと一緒だと、植物がとても楽しいです。
新調したイタリア製のトレッキングシューズも、
満足度100パーセントの履き心地!
と思ったら、足元に・・・
久しぶりに自然のクワガタを見ました。
この子、なぜかカメラを向けると固まります(笑)
撮ってー!とポーズをとってるのでしょうか(笑)
さらに突き進みます。
マイナスイオンたっぷり!
と、山中で突然こんな光景が・・・・
古い車が森に埋もれています。
・・・・・!?
これは!
まちがいなく、数十年前にドクが現代まで隠していたデロリアンに違いありません!(by バック・トゥ・ザ・フューチャー2)
さらに突き進むと、鳥や虫や木々のこすれ音しか聞こえないはずなのに、どこからかバイクのエンジン音のような、『ウォーーーン!!!ウォン!ウォン!ウォン!』みたいな音が聞こえてきたので、どこかの山の道路でバイク乗りがやんちゃしているのかなぁ〜と思って振り返ったら・・・・
犯人はこの子でした。
いっぱいいました。
近くに牛小屋もあり、
赤ちゃん牛やお母さん牛も。
しばし戯れ、お別れです。
だいぶ下山すると、ペンションや農家などが続き、
お花も色とりどり鮮やかに。
蜂が来ました。
蜂などの虫たちがいるから、
また別の場所で綺麗な花が咲くんですね☆
『ザ・夏休み』のお気に入りショット!
今も現役のバス停留所。
サビ具合と気持ちのよいクリアな青空が、
抜群のバランスでした。
黄色の世界。
白いワンちゃんみたいなお花にも遭遇。
風になびくと、
まるで首を振っている白いワンちゃんそのもの。
振り返ると飯盛山(写真のてっぺん)が見えます。
結構歩きました。
ここからは登山道ではなく、舗装道路になります。
道端で秋を発見。
栗!
紅葉の季節も訪れてみたいです。
写真を撮りながらというのもありますが、山頂から2時間ほ下山すると、大門川を渡ります。
その橋を起点に、
川の上流に行くと宮司の滝。
川の下流に行くと千ヶ滝。
があるとのことなので、
せっかくなので両方に☆
この時点で10:30頃。
まずは宮司の滝へ。
これが滝までがほとんど手付かずの自然のままの道なので、岩場を鎖を掴みながら登ったり降りたりして、15分ほど上流へ向かいます。
宮司の滝へ到着。
何気に手軽に行きにくい場所なので、
道中も滝にも人っ子一人いません。
ここでしばし、おにぎりタイム。
そして、今度は引き返してさらに下流へ。
宮司の滝から千ヶ滝へは、ゆっくり下ると30分ほど。
急な下り坂を進むと・・・・
これがもう!
最っっ高のロケーションでした!
マイナスイオン独り占め。
周りの緑も、青空も最高です!
独り占めだ〜!と思ったら、
なにやら視線を感じ、振り返ると・・・・
とんぼ!秋ですね!
こちらをガン見。
位置を変えてガン見。
なかなか綺麗に撮影するのは難しく、
こちらも気配を消しつつ、近づきます。
見事な赤とんぼ!
マクロ撮影楽しいです。
赤とんぼに別れを告げ、
さらに下山。
12:00頃には清里にウェルカムして頂けました。
清里駅前には、名物の機関車の展示。
これはきっと西武時代のドクがデロリアンを改造して・・・・(by バック・トゥ・ザ・フューチャー3)
さて、本来なら清里駅到着でこの日は終えようと思っていたのですが、あまりの大快晴にまだ12:30という早い時間、また体力的な余裕もあり、飯盛山と2択で考えていた、『美し森〜天女山山頂 ハイキングコース』も行ってしまおうと急遽予定変更!
清里駅から美し森展望台までは通常バスや車、タクシーでの移動が通常だそうですが、体も自然もとても快適だったので、そこすらも徒歩で向かいました。
とはいえ、舗装道路ではありながら地味な上り坂。
こんな道を40分ほど歩き・・・
13:10頃、
八ヶ岳中信高原国定公園
美し森の駐車場(展望台入り口)に到着。
ここで本日初めてお食事処へ。
美味しい暖かい高原そばを頂きました。
行動食や飲み物はしっかりとザックにスタンバイして出かけたので、こんなに朝から動き回って自然を大満喫して、車タクシーバス電車も一切使っていなかったので、ここで初めてお財布を出しました(笑)
食後はまずは10分ほど、
美し森展望台までひたすら昇ります。
普通の観光者はここがゴールですが、
僕にとってはここはスタート。
13:40頃、
みんながソフトクリームを食べながら引き返して行く中、天女山頂上まで続くハイキングコースへ突入。
ガイドブックによると、
ここから山頂までは10kmほどの3時間30分コース。
日が落ちると危険なのでちょっと急ぎます。
20分ほど急勾配を上ると、羽衣の池。
ここからが長いです。
それにしても最高の空気にお天気!
相変わらずハイキングコースは、
人っ子一人いません(^o^)
たまーに数名の逆コースを歩く方々とすれ違い、
お互い辿ったコースの情報を共有しあってお別れ。
ひたすら大自然を歩きます。
かわいいお花もあれば、
ぐーーーんと真っ直ぐな大迫力の木々。
途中、川俣川渓谷を横切りますが、
こちらの写真が正規ルート。
川を石づたいに渡っていきます。
14:40頃、
さらに抜けると、八ヶ岳牧場!
八ヶ岳横断自然歩道を突き進みます。
遠くには白黒の牛の大軍が見えました。
ここからさらに20分登ると、
ここで初めてのちょっとした休憩所(展望台)
カメラをスマホとBluetooth無線連携させ、スマホで撮影画面を確認しながらこんなシャッターを切りました。
ここもだれもいなーい。
さて、小休憩して天女山山頂へ・・・
あと45分ほどの登りです。
ここにはすぐ近くに整備された駐車場もあり、どのガイドブックにもここでタクシーを呼んで下山するのをお勧めしていたので、そのつもりだったのですが、山頂の標識に、ここから麓の甲斐大泉駅(清里の隣駅)までの下山登山道の矢印を見つけてしまい・・・・
既に朝6:30から動いてこの時点で15:45。
9時間近く歩き続けていますが、
どうせここまできたら!
ということで、やっぱり徒歩で下山!
ここから約1時間かけて甲斐大泉駅まで下山です。
前半は登山道、比較的すぐに舗装道路です。
このアングルだと、
いかに急勾配かが伝わりますね(^_-)
舗装道路ですが既に一日中歩いていたので足はガクガク(笑)道中、こんなところで小休憩。
さらに歩き始めると、
奇跡が!!!!
八ヶ岳に来た本来の目的は、
モーツァルトコンサート。。。。。
八ヶ岳トレッキングのフィナーレに、
待ち構えていたのは!!!
アマデウス カフェ!!!!
満足です。
お茶したかったのですが、日も暮れるギリギリの時間帯だったので、そのまま下山。
甲斐大泉駅の歩道橋を渡ります。
とちょうどその頃、
踏切の『カンカンカーン』という音が鳴り響き、1時間に1本しかない、2両編成の電車がやってきました!
のどかな駅前の公園には、
地元の子供達のガラス細工フェンスが。
これまた鮮やかなお花に元気をもらいます。
そして、徒歩だけで10時間におよぶ大移動を労わるため、そのまま徒歩で行ける露天温泉へ!しっかり体をほぐしてから帰京です。
駐車所にはツーリングチーム。
気持ち良いだろうな〜
温泉を1時間ほど満喫し、
さっきの2両編成の電車を待って無事帰京しました。
本来の予定の3倍近い時間と労力を使ったトレッキングでしたが、怪我やトラブルもなく、最高のリフレッシュとトレーニングを満喫することが出来ました!
最後は、飯盛山から清里への下山道中、カーブミラー越しの自撮りショットでお別れです(笑)
温度調節もばっちりの、
トレッキングウェアでした。
また八ヶ岳に戻って来られますように!
2017.9.3
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