現在公演中のミュージカル『エリザベート』

ニュースや本屋さんで世界中の『皇族関連』のものを見かけると、つい僕の中のアンテナ感度が非常に高くなる今日この頃(笑)

ロングラン公演ですが、演出の小池先生をはじめ、各スタッフチームから未だに日々修正や改善が加えられ、小道具が微妙に変わったり衣装のデザインが変わったり、音楽の揺れ感が変わったり、立ち位置が変わったり、芝居でも新しい感情が芽生えたりしていて、進化しています。この作品に関わる全ての方々の執念というか、愛のある熱情を感じます。

フランツ・ヨーゼフはダブルキャストなので、出演日でない日は早くフランツになりたくてウズウズ。

ということで、稽古前に読んではいたのですが、再びフランツの一生について451ページにも渡って史実が描かれている本を隅から隅まで再び読破。

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当時のオーストリーの皇族文化、フランツの性格や癖、どんな人間性だったか、生まれる前から、死後まではもちろん、妻エリザベートや息子ルドルフ、母ゾフィーをはじめ、ルドヴィカやマックスやヘレネ、そしてグリュンネ伯爵などのフランツの側近達、今作では登場してこない他の子供達や他国の人々、いくつもの他のエピソードや事件、社会情勢まで、全て事細かに描かれています。

その中でも特に響いてくるのは・・・

いかに自国を想い、在位した68年間、
最後まで耐え抜き、守り続けたか。

そして、妻エリベザートへの深く温かな壮大な愛。

具体的な2人それぞれの手紙の内容や、
実際交わされた会話、数々の行動など。

相思相愛の中でのすれ違いに、
感動と驚きと哀しみの連続。

以前読んだ時より、一度自分の体を通してフランツを演じた後では、印象的なところが明らかに増え、益々フランツ・ヨーゼフ像がくっきり見えてきました。

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またいつか、3度目を読み返してみようと思います。

ということで!

休演日は愛するシシィに会えないので・・・・

代わりに3部作に渡るエリザベートの映画、
『PRINCESS SISSI』(1955年製作)を再び鑑賞!

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音楽の都ウィーンに、


そして、

フランツ、エリザベート、ルドルフ、
一緒に並べられた大きな3つの棺の前に、


いつか必ず訪れることが出来ますように。


『エリザベート』2015 舞台映像  


公演公式HP
http://www.tohostage.com/elisabeth/