巨匠ミシェル・ルグランさんと初対面！

感動！感動！感動！

『シェルブールの雨傘』『栄光のル・マン』『ルグラン・ジャズ』フランスが世界に誇る音楽界の巨星が生誕80周年を記念して来日

作編曲家、ピアニスト、指揮者、映画監督として幅広く活躍。3度のアカデミー賞と5度のグラミー賞に輝く音楽界のマエストロ、ミシェル・ルグランが生誕80周年を記念して奇跡の再来日を果たす。

公演詳細

http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/michel-legrand/

きっかけは・・・・・

先月ESCOLTAで出演した名古屋ブルーノートでのこと。

一週間後にこの同じステージで、僕の2009年ミュージカルデビュー作の『マルグリット』の作曲家である、ミシェル・ルグランさんがブルーノートに出演！というチラシを目撃し、今しかない！と思い、その場でルグランさん宛にポストカードギリギリいっぱいに手紙を書き、名古屋ブルーノートのスタッフさんに託しました。

一週間後に東京でもコンサートがあるのはわかっていましたが、『アリス・イン・ワンダーランド』の稽古が入っていて泣く泣く諦めていたのですが・・・・・

稽古場のセット組み立ての日と重なり、なんとOFFに！！！

そして本日！

ブルーノート東京にひとりで行ってきました～！

デビュー前に観劇しに行った2008年のマルグリット世界初演（ロンドン）でも、2009年の日本初演、2011年の再演でも、ルグランさんは母国フランスに滞在でお会い出来ていなかったので、まさに念願のチャンス！

今月４日のすみだトリフォニーでのコンサートではルグランさんのピアノ＆オーケストラでしたが、今日（と明日）のブルーノートでは、ルグランさんのピアノにコントラバスとドラムのトリオ編成。

ワインを飲んで落ち着いたところに、ほんの５～６メートル目の前でルグランさんが弾くグランドピアノが！

フランス音楽・ジャズ・クラシック・・・・
全てを凝縮した自由自在なルグランサウンド！

とにかくピアノテクニックと音楽的感性が神の領域！

実は僕、マルグリット初演以降、ほとんどの作品で劇場入りして楽屋に入ると必ずかけている音楽が、ルグラン自身が弾くこのピアノソロアルバムなんです。

Michel Legrand Plays Michel Legrand
ルグラン・プレイズ・ルグラン

この一番大好きなCDをここ数年で何百万回も（！）聴いているので、80歳の本物のルグランが目の前で唸りながら弾いているのを見ることが出来るなんて、まるで夢のようでした(:_;)

そして弾き語りも数曲・・・・

これがとにかく素晴らしすぎた(>_<)

80歳を迎えたルグランさんの、円熟した歌声とピアノ。

自然と涙が出ました・・・・

終演後、本当にな～んのアポも取っていなかったのですが、念願のチャンスに加え、あまりにステージが素晴らしすぎたことも後押しし、フランス語も英語も話せないけど、そんなの関係ない！とにかくダメもとでど～～～うにかしてお逢い出来ないか、ブルーノート東京さんに相談してみました(>_<)

『先月ブルーノート名古屋で出演させていただいた者なんですが・・・』←怪しい者ではありませんアピール(笑）から始まり、マルグリットの経緯など色々と説明していたら、スタッフさんが親身に接して下さり、なんとルグランさんの奥様（有名なハープ奏者でもあります）が僕を迎えに来て下さいました！落ち着いた気品あるエレガントで美しい奥様！

マルグリット日本初演でアルマンを演じたんですと伝えると、とてもびっくりされ、『ミシェルが大喜びするわ！訪ねてくれて本当にありがとう！』と、まるで親戚の子を自宅へ招き入れる様に、ず～っと手を繋いだまま楽屋まで連れていってくれました(^o^)/笑

楽屋へ入ると・・・・

そこには演奏を終えたばかりのミシェル・ルグランさんが！

必死の英語と身振り手振りで、マルグリットのアルマンを演じたこと、それがデビューだったこと、ルグランさんの音楽について・・・・ずっとお逢いしたかった！・・・・などと、溢れる思いを伝え、写真はないのかと聞かれて、これです！と去年のマルグリットのチラシをスマホで見て頂きました。