MARIO NAVIGATORE(マリオ・ナヴィガトーレ) というものを書いていきたい!と言ってから、早くも1ヶ月が経とうとしています(゜o゜)!


ESCOLTAのデビューや地方公演などが重なりスタートが遅れてしまいましたが、少しずつですが、僕のお気に入りの作品や演奏家を紹介していきたいと思います(^_-)映像素材がネットにあるものは動画で紹介しますが、ない場合はオススメCDなどで紹介しますね☆


さて、記念すべき第1回のMARIO NAVIGATOREは!!


ショスタコーヴィチというロシアの作曲家による、

交響曲第5番の4楽章<革命>を紹介したいと思います!


そもそも交響曲(シンフォニーとも呼ばれる)とは、作品によって様々ですが、オーケストラのみによる演奏で、一般的には4つの楽章にわかれており、楽章によってテーマやテンポの緩急がはっきりしています。有名な作品としては、年末に公演されることが多いベートーヴェンの第九【歓喜の歌】は、通常管弦楽のみの交響曲に、4楽章だけ4人の声楽ソリストと合唱が登場するという例外作品です。


交響曲の演奏時間はとても長く、大体全楽章演奏して1時間前後。今日発売されている空のCDやMDが「74分」まで録音できると表記されているのは、昔カラヤンという有名な指揮者が、第九の全楽章を74分で演奏し、それをCDにしたからだという説があります。


寄り道してしまいましたが、今回紹介するショスタコーヴィチ。

1906年~1975年という生涯でしたが、この作品の初演は1937年。比較的最近の作曲家です。その為、もちろん交響曲作品を多く残していますが、その一方でポピュラー音楽やジャズのエッセンスを含んだ軽妙な作品も少なからず残しています。


また、副題を【革命】としていますが、これはベートヴェンの交響曲第5番【運命】と同じく、正式な名称ではありません。この交響曲第5番は革命20周年という「記念すべき」年に初演され、熱烈な歓迎を受けました。また、社会主義リアリズムを外見上見事に表現していたため、この作品でショスタコーヴィチは大きな名誉を得ました。


しかし、膨大な資料がありながらもこの交響曲を通じてショスタコーヴィチが何を表現したかったのかについての真意は未だ不明であり、演奏する際にも楽観的な演奏から悲劇的なものまで大きく解釈がわかれます。今回紹介する終楽章が「勝利の行進」なのか、「強制された歓喜」なのか、指揮者や演奏者の解釈によって様々です。


高校時代、管弦楽部(オーケストラ部)に所属して学生指揮やトランペットを吹いていたマリオ青年が、当時夢中になって何度も何度も聴いていた作品です(^_-)それでは!是非最後までお聴き下さい!指揮はミュージカル「ウエストサイド・ストーリー」の作曲者でもあり、歴史的指揮者であるレナート・バーンスタイン。重くなる後半にまた最初の勢いのある旋律テーマがだんだん帰ってきて、曲終わりに爆発する感じがなんともいえず素晴らしい!


ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ

Dmitrii Dmitrievich Shostakovich(1906年-1975年)

「交響曲第5番ニ短調作品47<革命>」より

第4楽章~