きのう(5/12土)の夜、TBS系(関西では4チャンネル、毎日放送)の『世界ふしぎ発見』という番組で、クレムリンについてやってました。一応、外大ロシア語科卒であるワタクシとしては、興味津々で観ました。
番組そのものは、それなりに楽しめたのですが、気になったのがロシア語がずいぶんいい加減なこと。レポーターが「赤の広場」について、「“赤い”を意味する“クラースヤナ”という言葉は、昔は“美しい”を意味していました。つまり、“赤い広場”は、もともとは“美しい広場”のことだったのです」・・・ちゃうやろ! 「クラースヤナ」じゃない、「クラースナヤ」だよ! 「赤い広場」は「クラースナヤ・プローシャチ красная площадь 」だよ、ったく! それから、「コモソモール」駅じゃないでしょ、「コムソモール(ローマ字でつづれば komsomol)」駅でしょ! ついでに言えば、「コムサモール」の方が原音に近いよ! な~んて、一人テレビの前でツッコミを入れていたのでした。一応、ワタクシ、外大出ですんで。おまけにモスクワに都合3年ばかり住んでましたんで。よろしく、ハイ。
以前も、ロシアの写真展だったかの新聞広告で、ロシア語の Ы という文字が b1 (ラテンアルファベットのbと数字の1)と書かれていたことがありました。ロシア語については、このテの失笑モノの誤りが結構よくあります。校正というか、チェックする人いないのかなぁ?
そう言えば(あまり関係ないけど)、十年以上前だけど、JRAの競走馬で「プレクラースニー」というのがいた。これ、ロシア語です。прекрасный プレクラースヌィ つまり「素晴らしい」とか「実に良い」とか、そんな意味です。『ふしぎ発見』でレポーターが言ってた通り、もともとは「美しい」とか「立派な」とかいう意味だった「クラースヌィ」(「赤の広場」の場合、プローシャチという女性名詞にかかるので、語尾が女性形に変化して「クラースナヤ」となっています)に、程度が甚だしいことを意味する接頭辞「プレ」がついたものです。ちょうどペレストロイカの頃で、当時は日本でもソ連(という国があったこと、今の高校生なんかは知らないのかな、ひょっとして?)が注目されてた時期だったと思いますが、馬主がロシア語をかじったことがあったのかな? 結構強い馬、たしかオープン馬だったように覚えてるんだけど・・・。
ロシア語、およびロシアのネタについては、またそのうちに。