今行っている病院は、予約制でなく、空いてたらすぐだし、混んでたらずっと待つタイプ。
そして、先生は、ぐいぐいひっぱっていくタイプではなく、見守っていてくれるタイプ。


最初、まりにゃーは、病気は先生が治すものだと思っていたので、そんな先生が頼りなくて。
なんというか、もっとこう
「最近の調子は?朝は何時に起きてる?なるほどなるほど。こんな運動を取り入れてみたらどうかな?」とか
「この薬は?飲んでみたらどうなった?そうかそうか、こっちの成分も、少し必要なのかもしれない。これを混ぜてみよう。こうやって、ああやって、こうやったら、よくなるよ!」
とか、なんというか、熱血教師みたいな?予備校教師みたいな?
そういうふうに治るかと思っていた。


けれども、先生は、まりにゃーが「この薬、効かないです」というと「じゃあ、こっちの薬にしてみよう」
「~が心配で、苦しくて」というと「困ったねえ。気を楽~にして、半身浴とかして、あったまって」とか、
まりにゃー主導というか。


ほかの病院に、一度行ってみたこともある。
そこは、予約診療で、初診の時点から、予約1週間待ち。
人気の先生だから、仕方ないということで、それで行ったら、第一声で
「私を、セカンドオピニオンとして使うか、主治医として使うか、決めてください。主治医として使うなら、今までいっていたところにはもう行かないでください。そうでないなら、私もセカンドオピニオンくらいのことしかいいません」と言われ、初めて、時間を気にする秒単位の診察を受けた。

さらに、「この療法については、00先生が専門だから、そちらにいってください。あの療法については、00先生が専門だから、ご紹介します。」とのこと。
先生はなんなんですか?ときくと、「私は、主治医です」と。

他の医者のマネージャーかよ!?と思った。これも、お金が続かないと思って、挫折。


そこで、ようやく今いっている病院のよさがわかった。

さてさて、次にどんな病院に行ったらいいか。


これは、ほんとに難しいっす。失敗も成功もしたけど、どうやったら、失敗しないですむのか、わからない。


最初に行った横浜の病院では、ほんとに死にたい気持ちでいっぱいで「死にたい」といっていたら、「じゃ、パキシルだしとくから。」ていわれました。
「カウンセリングは有料で、はい、これ、チラシ」

もらったパキシルで、3日3晩くらい眠り続けて(←ご飯を食べるために、ふっと途中でおきるくらい。それ以上は、起きていられなかった。これが、副作用かと思われる。)、もう二度と飲むかと思って、病院嫌いになった。


もう、病院になんて頼るもんか!と思って過ごしていて、
3年くらいが経ち、そのころは、これは精神科じゃない、内科だ、と思っていて、
しかし、普通の内科では、扱ってもらえないので、高輪の、ドイツの最新医療機器があるってところで、検査してもらい、「胆のうが弱い」といわれ、「歯の詰め物がよくない影響を与えているから、最新の詰め物に詰めなおしなさい」と、銀座の個人歯医者の紹介状をもらった。

1回3万の受診料だった上に、銀座の歯医者じゃ、さぞ高かろうと思って、それ以上はやめた。


そして、その後、ホゴシャに連れていかれた、近所の精神科に行き、トレドミンとデパスとソラナックスをもらって、おとなしく飲む。

それから、ようやく回復への道を歩み始めたのでした。

病院へ行った方がいい理由。

それは、うつ病というものが、脳神経の伝達物質のバランスの乱れからきているから。


うつは、気合で治る、というのは、うそなんですよ。


アメリカで銃乱射事件があったとき、犯人は、ある時期から、暴力をふるいたい衝動にかられて悩んでいたんですって。
そして、その衝動が止められなくなり、妻を殺して、学校へいって銃を乱射してしまった。
こんなことをしてしまう、犯人の人間性って。信じられない?


いやいや、違うの。違うのよ。
その後、犯人を解剖した結果、脳から腫瘍が見つかったんだと。
その腫瘍が、前頭葉らへんの、人間の社会性や理性を守るところを圧迫するように膨らんでいたから、暴力をふるいたい衝動が出てくるようになっていたのだよ。


ってことは、犯人が暴力の衝動に悩んでいるときに、一度でも身体検査をしていたら。脳のレントゲンをとっていたら。
犯人は、「犯人」なんて呼ばれることもなく、ただの「患者」だったわけですよ。


うつを、「薬なんていらん!精神をたたきなおせば、治る!」とかいってる体育教師系の人は、きっとこれも、「衝動なんて気合で抑えられる!精神がなまっちょろい!」とかいうんだろう。


そんな、昭和の、水を飲まずにうさぎ跳びみたいな時代から、脱皮してみませんか?