さて、どれからメンテナンスするか。
とりあえず、オイル漏れを止めよう。
 
というわけで、メルセデス271型エンジンの鬼門、カムマグネットオイル漏れの補修です。
ここを放置すると、カムマグネットハーネスから漏れたオイルが毛細管現象でエンジンハーネス全体に拡大、O2センサー ⇒ エンジンコントロールユニットまで破壊して、車をお墓行きにしてしまいます。
 
まず、カムマグネット交換
次に、オイル漏れ対策ハーネス装着
といった流れです。
イメージ 1
 
写真-①
一番上の写真が、補修部品一式。
メルセデス並行輸入パーツの老舗、千葉のMAC10で通販購入。20,307円(定価26,103円)
ツインカムだから、全部2個ずつです。
 *(271-051-01-77)x2 カムマグネット
 *(271-051-00-32)x2 カムマグネット・プラグ
 *(010-997-23-48)x2 カムマグネット・シールリング
 *(271-150-27-33)x2 対策追加ハーネス
 
写真-②
まずカプラーを外します。冬場だから、ちょっと暖気して樹脂を柔らかくするのがコツです。
写真を撮った時点では、漏れてこびりついたオイルはパーツクリーナーで落としてますが、カムマグネットとハーネスの間からずいぶん漏れ出していました。
 
写真-③
カムマグネットを外すと、カムシャフトの先端が見えます。
取り外しはもちろんトルクスレンチを使います。
 
 
 
イメージ 2
 
写真-④
・シールリングにシリコンオイル(シリコンスプレーで可。ホームセンターで@298くらい)を塗って、ゴムの噛み込みを防いでから装着します。
・カムシャフトの穴と、カムマグネットセンサーの真ん中の穴に、直径5mmのドリル刃を通して、「センター出し」をしてから、トルクスで固定します。
・元からあったハーネスとカムマグネットの間に、オイル漏れ対策ハーネスをカプラーで装着します。
・対策ハーネスがぐらつかないように、結束バンドで固定。
 
写真-⑤
これで完成です。
次にオイルが漏れ出しても、対策ハーネスで漏れがストップして、漏れが広がらないようにする仕組みです
初回にエンジンをかけるときは、イグニッションでエンジンをONにして、10秒ほどカムマグネットの位置調整(自動)をしてからエンジンをかけます。
 
ATオイル漏れは、2009年4月の車検で前のオーナーが対策済み。
オルターネーター&レギュレーター、エアコンのコンプレッサーは調子いいので10万キロ超えるまで、大トラブルは無いと思います。
 
合計経費20,307円也
今回までの費用   61,382円
 
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メルセデス・ベンツ Cクラス スポーツクーペ メンテナンス日記 (W203/C180)
By TOSHI