内なる平和から、世界の平和へ
〜『内なる争いを終え、光へ還る夜』を終えて〜
昨夜、ご一緒してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
画面越しではありましたが、それぞれの場所で静かに目を閉じ、同じ時間を過ごせたことに、心から感謝しています。
8月6日。
この日は、日本にとって特別な一日です。
毎年この日になると、「平和」という言葉を耳にします。
けれど昨日の朝、ハープの前に座った時、私の中に浮かんできたのは少し違う想いでした。
世界の平和を願うことはもちろん大切です。
でも、その祈りを届ける私自身の心は、本当に穏やかだろうか。
焦りはないだろうか。
誰かと比べてはいないだろうか。
「もっと頑張らなければ」と、自分を追い立ててはいないだろうか。
そんな問いが、静かに胸へ降りてきました。
その時に感じたのです。
世界の平和は、自分の内側の平和から始まるのではないか、と。
だから今回の瞑想会のテーマは、
「内なる平和から、世界の平和へ」
副題を、
『内なる争いを終え、光へ還る夜』
としました。
私たちは毎日の暮らしの中で、自分でも気づかないほどたくさんの「内なる争い」を抱えています。
頑張りたい自分。
少し休みたい自分。
信じたい自分。
不安になる自分。
どちらが正しくて、どちらが間違っているというものではありません。
どちらも、その時その時を懸命に生きるために必要だった自分です。
だから今回の瞑想では、そのどちらかを消すことはしませんでした。
勝ち負けもつけませんでした。
ただ、
「ありがとう。」
そう伝えて、役目を終えた想いを静かに手放していく。
それだけで、胸の奥にあった緊張が少しずつほどけていくのを感じました。
最初は身体から整えていきました。
肩の力。
首の力。
背中の力。
そして呼吸。
知らないうちに力が入っていたことに気づくと、それだけで身体は少しずつゆるんでいきます。
身体がゆるむと、不思議なくらい心も静かになります。
私はいつも、この順番がとても大切だと感じています。
そして静けさの中で、胸の中心へ意識を向けていきました。
昨日ご参加くださった皆さまなら、きっと思い出していただけると思います。
あの時間に見つめた、胸の奥にあるものを。
私はそれを「本魂の光」とお伝えしました。
誰かに認められたから輝くものではありません。
何かができるから価値があるものでもありません。
生まれた時から変わることなく、自分の中心にあり続ける、本来の命の輝きです。
そこへ還ると、人は安心します。
無理に自分を大きく見せる必要もありません。
何かを足そうとしなくても大丈夫。
もう、そこにある。
その感覚を思い出す時間でした。
実は昨日、演奏を始める前から、いつもとは少し違う気持ちでハープの前に座っていました。
この夜は、今この時間をご一緒してくださる皆さんのためだけの瞑想会ではない。
そんな感覚が自然と胸にあったのです。
8月6日という日に祈りを捧げる多くの方々。
今も熊本で地震の影響の中、不安な時間を過ごされている方々。
そして、世界のどこかで争いの中にいる方々。
その一人ひとりの姿を思い浮かべたわけではありません。
もっと大きな一つの祈りとして、その存在を感じていました。
だから昨日の演奏は、いつもの瞑想会とは少し違いました。
私の中では、奉納演奏をさせていただく時と同じような気持ちだったのです。
誰かに届けようというよりも、ただ祈りを音に託す。
そんな時間でした。
演奏が始まると、不思議なことが起こりました。
最初はいつも通り、一音一音を感じながら弾いていました。
でも、途中から少しずつ感覚が変わっていったのです。
自分が演奏しているという意識が、静かに薄れていきました。
音を奏でているのか。
音に導かれているのか。
その境界が、いつの間にかなくなっていました。
ただ、その場に音だけが存在している。
そんな感覚でした。
演奏が終わった時、最初に胸へ浮かんだのは、
「今日は、本当に美しい音だった。」
その一言でした。
技術でもなく、上手に演奏できたという感覚でもありません。
祈りが、そのまま音になった。
そんな夜だったように感じています。
瞑想の最後には、その光を、自分から大切な人へ。
そして、その先へと広げていきました。
世界を変えようと力む必要はありません。
まず、自分の心が穏やかになること。
その穏やかさは、自然と家族へ伝わります。
家族から友人へ。
友人から地域へ。
そして世界へ。
それは、大きな声ではありません。
湖に一滴の雫が落ちた時のように、静かに広がっていくものです。
私は、その広がりを信じています。
8月6日は、鎮魂の日でもあります。
この日に起きた出来事を忘れないこと。
命の尊さを思うこと。
それも大切な祈りです。
でも私は、昨日あらためて感じました。
争いは、ある日突然世界で始まるものではありません。
人の心の中に生まれる小さな怒りや恐れ。
「自分だけが正しい」という思い。
その小さな揺らぎが積み重なって、大きな争いへとつながっていくことがあります。
だからこそ、自分の内側の争いを終えることは、とても小さなことのようでいて、実は世界への祈りそのものなのだと思います。
最後にお伝えしたように、次の季節へ持っていくものは、たくさんでなくていいのです。
昨日、胸に残った一つの響き。
一つの感覚。
一つの祈り。
それだけを大切に育ててください。
もうすぐ立秋を迎えます。
季節が少しずつ変わるように、私たちの内側も静かに新しい流れへと入っていきます。
どうか昨日感じたものを、日常の中でも思い出してみてください。
目を閉じれば、あの夜の響きはきっと身体が覚えています。
平和とは、遠い世界のどこかにあるものではありません。
私たち一人ひとりが、自分の内側の争いを終え、本来の中心へ還ること。
そこから始まるものなのだと、私は信じています。
昨夜、ご一緒してくださった皆さま。
本当にありがとうございました。
皆さんと共に過ごしたあの時間は、一度きりで終わるものではありません。
あの夜に受け取った一つの響きが、それぞれの日常の中で静かに息づき、やがて身近な人へ、そして世界へと広がっていくことを願っています。
また必要なタイミングで、ご一緒できる日を楽しみにしています。
:,。★゚・:,。゚・:,。☆ ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆,。゚・:,。★゚・:,。゚・:
🌟現在お申し込みリンクが繋がらない状態ですので、
再度お申し込みお願いします!




















