祇園祭山鉾巡行続きです
山12番 伯牙山
琴の名人伯牙が友人の訃報を聞き琴の弦を絶ったという故事を現し
手には斧をもっています
胴懸は花卉尾長鳥文様の綴錦で半分かぶさるように緋羅紗地唐人物図の水引
珍しい蝶型の角金具がついています
見送りは五仙人図の刺繍
祇園祭の山鉾にはめずらしい白幣が立てられます
山13番 太子山
聖徳太子を祀っています 人形は右手に斧左手に扇を持っています
前懸は緋羅紗地に阿房宮の刺繍
胴懸は金地孔雀唐草図のインド刺繍です
角金具には立派な飛龍が飾られ水引は濃紺の房付き網目で
エキゾチックな飾りです
くじ取らずの放下鉾
稚児人形は生き稚児と同じように稚児舞ができるようになっていて
3人がかりで舞っているところを見ることができました
前懸・胴懸は花文様のインドやペルシャの絨毯
見送りの白いフクロウは皆川泰蔵さんのバグダットという作品
インパクト大です
辻回しを終えて飛んでいきました
フクロウは幸せを運ぶと言われているのでいい見送りですね
くじ取らず 岩戸山
日本神話の天岩戸開きの神話を表した山で天照大神と手力男命の人形
屋根の上の伊弉諾尊の3体の人形が飾られています
胴懸けは唐草文様インド絨毯
見送は日月龍唐子嬉遊図の綴織
岩戸山は真木ではなく真松が立てられています
いよいよ最後の鉾 くじ取らず 船鉾
鉾全体を船の型にし舳先には金色の鷁がきらめいています
主神の神功皇后は神面をつけ緋縅の軍装 岩田帯をたくさん巻いていて
安産守として祭りの後に妊婦に授与されるそうです
無事に辻回しを終え行ってしまいました
久し振りに開催できた祇園祭観覧できてよかったです
元々は災いをもたらす疫神を鎮めるために街中を練り歩いたのが始まり
コロナも治まってくれるといいなぁ
京都おでかけ続きます