親の教育方針が大きいと感じます。

私自身、子育てが終わり親としてもっと勉強していれば、、、と反省しています。

こんな記事があったので参考にして下さいね。

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『幼少期から一つの競技に打ち込むアスリートたちにとり、多くの場合、最初の指導者は親である。それは必ずしも、親がその競技に知悉し、直接コーチングすることだけを指すのではない。競技に向き合う上で不可欠な理念や哲学を教え、1人の人間として導いていくという意味においてでもある。さらには親の教育方針は、子供が競技者としてのキャリアを終えた後の、いわゆる“セカンドキャリア”にも多大な影響を及ぼすだろう。

 ただ、それほどまでにアスリートに影響力を持つ親たちが、知識を学び、情報交換ができる場が少ないのが現状だ。スポーツの環境整備が進む中で、アスリートを目指す子供の親たちの間で高まる不安や、助言を求める声。それらの要望に応じるように生まれたのが、「ジャパンアスリートペアレンツアカデミー(JAPA)」である。

 発起人であり代表を務めるのは、杉山愛さんの母親であり、コーチとしてツアーに帯同した杉山芙沙子さん。現在は自らテニスアカデミーを経営し、穂積絵莉らトップ選手のコーチとしても活動する杉山さんに、JAPA創設理念や、自身の経験に照らした子育て哲学を伺った。』

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「モンスターペアレンツ」にならないために心がけるべき「家族の理念」

――先ほど「モンスターペアレンツにならないために」という言葉もありましたが、何が愛情ある親と、モンスターペアレンツを分けてしまう要因でしょう?

「子育てのベクトルは皆、同じだと思うのですが、手元で進む角度が一度でも違ってしまうと、そのまま進んだ時に大きな差になってしまいます。100組の親子がいれば育て方は100パターンあるので、誰かがやったことがそのまま正しいということではないと思います。ただ普遍的に正しいことはあるので、それを伝えていきたいと思っています。

どこで手元が一度狂うのかというのは、一つは、子供が大人になってきているのに、親が大人になりきれていない時だと思います。子供は学んでいるのに、親は学んでいない、成長が止まっていると起きる狂いなのだと思います。子供が成長しているなら、親も勉強して成長していかなくてはいけないと思います。

――モンスターペアレンツにならないために、心がけるべきことは何でしょう?

「私達のJAPAでは『家族の理念、哲学を持ちましょう』ということをよく言います。子供が生まれた時は、誰しも『生まれてきてくれただけで嬉しい』と思うはずなのに、そのうち『もっと容姿が良ければ』『勉強がもっとできたら、スポーツができたら……』と思ってしまいがちです。これは親が、子供を“自分の所有物化”しているということですよね。

そうではなく、“子供は社会からの預かり物”だと考え、その子供が社会に出ていくために何ができるのかを考えていくことが大切だと思います。親がすべきはそのためのサポートであり、そのサポートも引っ張ったり押すのではなく、寄り添っていくことです。そのためには、子供の意見にもしっかり耳を傾ける必要がありますよね。親にしても子供にしても、哲学を持つこと、そして、どんな人間になりたいかという目標を持つこと……最終的に大切なのは、そういう点だと思います」