(オープン戦、オリックス7-1ロッテ、5日、スカイマーク)ロッテの清水直行投手(32)が5日、オリックスとのオープン戦(スカイマーク)で先発。3回を1安打無失点と好投した。この日は1月17日に急逝した夫人の明美さん(享年32)の四十九日。02年に開幕12連敗を阻止した思い出の球場で、エースは復調の手応えをつかんだ。

 復活のきざしが見えた。「球のキレがよみがえってきた。投げてて指から伝わってきた」

 オープン戦2度目の登板。清水は三回に安打と2四球で一死満塁のピンチを招いたが、大引にはカットボールを引っ掛けさせ、遊ゴロ併殺打に仕留めた。3回を1安打無失点。雪が降る寒さを吹き飛ばす熱投だった。

 昨季は6勝10敗と不本意な成績に終わった。さらに、1月17日には愛妻の明美さんを亡くし、キャンプは初の二軍スタート。若手と一緒に汗を流し、先月26日に一軍に合流した。

 スカイマークでは02年4月14日のオリックス戦に先発。7回途中1失点で勝利投手となり、チームの開幕からの連敗を「11」で止めた。その試合を機に先発ローテに定着し、エースにまで上り詰めた。さらに明美さんは西宮市立高須中の同級生。兵庫県は縁のある土地だった。

 「(02年)当時から神戸の人は温かい。良い投球ができてよかった」。思い出の地での登板は、天国の明美さんが背中を押してくれたに違いない。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080306-00000016-sanspo-spo

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清水頑張れ!!