ロッテは3日、昨季限りで引退した吉井理人投手(42)=現日本ハム投手コーチ=の引退セレモニーを、11日のオープン戦、対日本ハム戦(千葉マリン)で行うと発表した。ボビー・バレンタイン監督(57)の強い意向もあって実現したもので、他球団に所属する選手、コーチのためという異例のセレモニーになった。

 吉井投手コーチは始球式に登場、ラストピッチを披露する予定。そして、その1球を、何とボビー自らが打席に立って迎え撃つという。通常、始球式では打者はあえて空振りするが、関係者は「監督は打ってしまうかもしれませんね」と“真剣勝負”に発展する可能性をにおわせた。

 2人の間には浅からぬ因縁がある。1998年、吉井コーチがメジャーに挑戦した時、最初の所属チームとなったメッツで指揮を執っていたのがボビーだった。そして、昨年6月にオリックスからトレードで吉井投手を獲得したのもボビー。現役生活24年間の最盛期と、晩年を最も間近で見ていた指揮官が花道を作ろうと思い立ったのは、ごく自然な流れだった。

 吉井コーチは「このような機会を作っていただけて感謝しております。マウンドに上がる日を楽しみにしています」とロッテ球団を通じてコメント。最初で最後の“師弟対決”に、気合を入れていた。

 ◆珍しいケースの引退セレモニー 1984年に引退した江夏豊(西武)は、当時の首脳陣との確執から球団主催の引退試合はなし。代わりに翌85年1月19日、文芸春秋社が東京・多摩一本杉球場で「たったひとりの引退式」を主催した。山本浩二や落合といった豪華メンバーを相手に、江夏が1球ずつ投げるというものだった。また、87年に引退の巨人・江川卓は、東京ドームが開場された88年3月18日、ライバルだった掛布(阪神)相手に、1球のみの引退投球を行った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080304-00000082-sph-base

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吉井投手がロッテで引退セレモニーとはすごく不思議ですね。あまりロッテには縁のない人と言う気がしますが。