毎年雨が降るたびに聴きたくなる曲があります。
大江千里さん作詞作曲の「Rain」です。
私が高校生の頃、大江千里さんのアルバム「Sloppy Joe」の中に収録されていてこの曲だけをよくリピートしていました。
人生で初めて買ったCDでもありました。
この曲は聴いているだけでひとつの映画を観ている様に情景が浮かんでくるのですよね。
数年前に「言の葉の庭」の主題歌で秦基博さんが歌っていて、このアレンジも素敵でした。
もともとの大江千里さんの原曲がYOUTUBEになく、あっても公式のものではないので音質がとても悪く残念でしたが去年Sony MusicがRemastered版を作りアップロードしてくれていたのですね。
雨の情景が、恋しい人を思う人の心の風景に重なってゆく切なくて美しい曲です。
原曲を知らない方がいらしたら聴いてみてください。
Rain
言葉にできず凍えたままで
人前ではやさしく生きていた
しわよせで こんなふうに雑に
雨の夜にきみを抱きしめてた
道路わきのビラと壊れた常夜燈
街角ではそう だれもが急いでた
きみじゃない悪いのは自分の激しさを
かくせないぼくのほうさ
Lady きみは雨にけむる
すいた駅を少し走った
どしゃぶりでもかまわないと
ずぶぬれでもかまわないと
しぶきあげるきみが消えてく
路地裏では朝が早いから
今のうちにきみをつかまえ
行かないで 行かないで
そう言うよ
別々に暮らす 泣き出しそうな空を
にぎりしめる強さは今はもうない
変わらずいる心のすみだけで傷つくような
きみならもういらない
Lady きみは雨にぬれて
ぼくの眼を少し見ていた
どしゃぶりでもかまわないと
ずぶぬれでもかまわないと
口笛ふくぼくがついてく
ずいぶんきみを知りすぎたのに
初めて争った夜のように
行かないで 行かないで
そう言うよ
肩が乾いたシャツ改札を出る頃
きみの町じゃもう雨は小降りになる
今日だけが明日に続いてる
こんなふうに きみとは終われない
Lady きみは今もこうして
小さめの傘もささずに
どしゃぶりでもかまわないと
ずぶぬれでもかまわないと
しぶきあげるきみが消えてく
路地裏では朝が早いから
今のうちにきみをつかまえ
行かないで 行かないで
そう言うよ
どしゃぶりでもかまわないと
ずぶぬれでもかまわないと
口笛ふくぼくがついてく
ずいぶんきみを知りすぎたのに
初めて争った夜のように
行かないで 行かないで
そう言うよ