12月10日(月)
仕事終了直後出発

横浜駅東口から
夜行バスに乗る

6,7人の乗客

先週の暖冬から
一気に真冬の寒さで
車内もひんやり

明朝
広島県福山駅前に到着

電車を待つ
尾道駅前でバスを待つ間
ガタガタ体が震えてきた

6:40発のバスに乗り
尾道大橋から
明るくなり始めた
尾道水道が


因島大橋からの景色も
今までと違う感覚で
見えた



いつものように
因島モール前
で下車

ハローズ


食べ物を購入

イートインで
朝食だ


まったりして
実家に帰る

13日の
実家引き渡しに
向けての
最終片付けする

冬になり
庭の草の成長は止まり
ヤレヤレ

しかし
昼前から
シトシト雨になる

夜は
カイロを背中に
アンカを胸に抱き抱え
丸まって寝たが
エアコンなくて
がらんどうの家は
寒く
最低限の寝具では
寒かった



翌12日は
天気回復

あれっ
風邪引きかけてるぞ

ハローズでの
朝食後
裏の高速艇乗り場に
回り込み
素晴らしい景色に
しばし癒される




明日
実家は
他人の手に渡るが
将来帰ってきたい
との強い思いが
胸を横切った


2時半からは
同級生の中川くん
の経営する
会社で彼と
久しぶりに話した

   やっば
   こっちに帰ってきたいわ

   そんときは
   話し相手に頼むで

一旦帰宅すると
夕陽を見に行った


美しい郷里

6時
再び待ち合わせ
炉端やき屋さん
伊呂里
に行った

以前
お袋亡くした直後
やはり
中川くん
が連れてきてくれた

すると
先月の同窓生との
還暦お伊勢詣りツアー
をお世話していただいた
ITMツーリスト松浦さん
がおられて

   過去のデータを
   見返してみたんよお

   お母様と最後に
   旅行しちゃったんは
   2011年2月11,12日
   で福山の鞆の
   鴎風亭
   に3人で
   行ってられてたわあ
とすぐ語りかけられた

さすがだね
会う人のことを
しっかり調べて来る

いきなり
話しが盛り上がった

料理がめちゃうま

しょっぱなの
アワビ



コリコリ感がいい

続いて
出された
アコウの刺身が
歯ごたえある
食感

こんなの
食べたことがない

やっば
ここは最高だね

しかし松浦さん
7時からの会議に合わせ
退席

その後は
中川くんと話した

タコの天ぷら
つくね


で満腹だ

二次会は
8時から
実家近くの
76歳のママさんのお店

10時まで
子どもの頃の
懐かしい話しを
満載に話した



さて、13日(木)
10時から
実家引き渡し手続きが
銀行の別室で
はじまる

1時間足らずで終了

出る際
行員全員起立して
私たちを見送っている

これには
びっくりだ

他にお客さんが
丁度
いなかったとは言え
すごーい

付き添ってくれた
SECOM   山本さん
と戻り
帰省時に
お世話になった
布団一式を
ゴミ処分場に持ち込み
因島モール内の
十三軒茶屋
でサンドイッチランチ
する


驚いたのが
カップから
お皿まで
すべて柄が違うのだ


2時実家に1人戻り
帰り支度しながら
明け渡すように
整理する

夕方になると
手続きの不安解消し
残るは
もうすぐ
実家に鍵をかけ出ると
お別れしなければならない
寂しさや
家族との思い出が
よみがえってくる


そのなかで
山本さんから
       お別れした後
       3軒も契約が
       入ったんです

      こんなことなくて
      是非ご報告したくって

      きっと
      何か不思議な力を
      いただいたんですよ

とわざわざ
連絡してくれた

めちゃくちゃ感激した

  それは
  山本さんの人柄ですよ

  山本さんは
  必ずうまくいきます

  予祝でいきましょうね

と伝えた

そして
別れが近づき
各部屋に向かって




    ありがとう
    長い間ありがとう
    さようなら

と声をかけて回り

6時半
台所の鍵をかけ
出た

もう真っ暗だ

家の周りを回り
5ヵ所ほど
口づけして
別れを惜しんだ

    本当にありがとう

家が見えなくなるまで
何度も振り向いた

外壁に
取り付けてある
SECOM警告灯が
バッテリーが切れる
断末魔のように
点滅するのが
最後に闇に映る

バス停近くの
不動産屋さんに
残りの鍵を渡して
決別した


さみしいけど
仕方ない
前を向いて
思い出だけ
携えて生きていこう


人生って
つらい、悲しい、さみしい
そんなことも
いっぱいあるけど
だから味があるんだよね

こういうなかにこそ
生きていく
深い意味の存在に
気づく瞬間がある

なんて
ドラマチックなときなんだ

それは
プレゼントされたもの

しっかり
受け取ったよ

そして
これからのときを
更に
心ゆさぶるものに
していくこと
そこに躊躇はないよ

すべてにありがとう

     マッキー三世