ゴジラ―1.0を観賞・さらに追記あり | 近江人(オミット)しよう。

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自身の体験談やサバイバル、社会問題、釣り、工作等の様々なジャンルを書いています。

いきなりだが、私の記憶には親と映画館に行った事が無い。殆ど一人で行っている。ゴジラの記憶は、商店街だったか?に貼ってあった宣伝ポスター、ゴジラ南海の大決戦だ。エビラ、カマキラス登場だったか?着ぐるみゴジラ、いわゆるスーツアクターが演じるもので、ミニチュアセットだった。





SF映画好きだったので、ハリウッド制作作品を見るのが主体で邦画は避けていた。アニメ作品は日本が最高だが、SF映画は劣る。その観念を一蹴したのがゴジラだった。はっきり言うが、ハリウッド作品を越えた。最近観たのはインディペンデンス2だったが、特殊撮影の技術以前に中国資本への忖度が酷い。特に酷いのはディズニー作品だ。ポリティカルコレクトネスが酷くて見ていられない。その点、ゴジラにはポリコレは無い。ゴジラの特殊撮影には驚きだった。ハリウッドに負けず劣らずの素晴らしさだ。


さて、具体的な感想だが、ある程度のネタばらしは仕方あるまい。

元々ゴジラファンでない私は、この映画には関心がなく予備知識もない状態だった。世界的に好評なので観たのだ。まず、主人公が神木隆之介、相方が浜辺美波に驚いた。NHK朝ドラの、らんまんで夫婦を演じた二人。らんまん以上に過酷な試練を生き抜く。この作品の絶妙なのは、時代設定だ。終戦末期から戦後の米軍GHQ時代である。つまり、自衛隊はおろか、警察予備隊すらなく、武装解除で武器すらない。さらに、ソ連を刺激したくない米軍はゴジラに不干渉。日本軍生き残りが、米軍に接収されていた兵器で戦うのだ。ゴジラに砲撃する戦車は、本土決戦用試作品の四式戦車チト。

拝借画像


また、多くの生き残り軍艦も登場する。。泣ける作品とのことで、泣き方用意として最前列を指定、ハンカチ持参だったが、泣けたのは震電が飛んだシーンだった。

拝借画像


震電とは終戦間際に試作された幻の局地戦闘機。零戦の前後が逆になった様な後発プロペラ機である。私は震電が好きで、ゲームのエースコンバットでは必ず震電の操縦席に座る。機首に集中した4連機銃は強力で命中率抜群だ。

ゴジラの背中が青白く光るのだが、これはチェレンコフ放射光だ。荷電粒子運動の発光だ。JCO東海村の施設での被爆事故では、死亡した職員が青白い光を見たと証言している。つまり核物質が臨界になったのだ。


チェレンコフ放射光・拝借画像


オタク的な感想ばかりだが、この作品は娯楽だけではない。ゴジラを日本への脅威と考えると、米軍が動かないなら日本人が戦うのだ。今は自衛隊が有るので、自衛隊が行くが予備自衛官、民間人も必要になる事態も有りうる。国の為に死ねというのが通用する時代ではない。しかし、絶対に逃げられない敵が迫ったなら戦うしかない。各自が信じるもの、護るべきもの、の為に戦うのだ。

これが日本人であり大和魂だろう。

追記

ラストのゴジラの肉片が再生するシーンで、ハッピーエンドじゃないと理解したが。他の腑に落ちないシーンの意味が解けた。絶対に死んだ彼女が生存した事だ。偶然、お勧めに出てきたYoutube動画で理解した。ゴジラが細胞単位で生きて、他の生物を侵食できるなら。続編は、遊星からの物体Xの様な展開になるだろう。肉片から成長した怪物なら、サンダ対ガイラという東宝作品があった。