ミニバスボート試験航行 | 近江人(オミット)しよう。

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台風2号が接近しているが、日本海は午前中は良さそうだ。プレジャーボートでタイラバか?悩んだがミニバスボートの試験航行を選択した。
試験航行だけなら近所で済むのだが、すけべ根性を出してバスを釣ろうと遠征する。
50分後に着いたのは以前にSUP好きのブロ友さんと桜見でカヤックで浮いた入江。数年ぶりだ。




先ずは船尾にモーターガイドのエレクトリックモーターを付け航行。

次は船首のミンコタ製エレクトリックモーターを試す。



最後はジェイモの1馬力エンジン。




台風の影響か、風波があった。やはり船首のミンコタを作動すると安定するが風波があると力不足だ。船尾のモーターガイドは力強い。ただ3枚プロペラは収納に不便だ。エンジンはうるさい割に進まない。モーターガイドの方が速いかも?欠点も判明。全開しか使えない。理由は遠心クラッチだから。
遠心クラッチとはエンジンの回転の遠心力で広がって外枠に接触する構造だ。スクーター、カブも採用している。しかし船外機には変速機構が無い。つまり速度はエンジン回転で決まる。手動クラッチなら直結するが遠心クラッチは全開以下なら滑っている。ホンダ2馬力船外機も同じだ。さらに、このエンジンはハーフスロットルではかぶってしまう。元々が苅払い機だ。前開で使うのが前提の設計であるので仕方ない。でも、長距離移動ならエレクトリックモーターのバッテリー消費を減らせる。
アクシデントがあった。エンジンの煩さで気付くのが遅れた。大型漁船が接近していた。回避行動を取って遠ざかるが曳き波の方が速い。波高50センチ以上ある。横に喰らえば浸水、下手すれば横転だ。追い波で船尾に喰らえば浸水沈没だろう。
反転して波に向かう。90度の角度だ。エンジン全開。船底はカタマラン形状だ。トリマランの半分しか波を割れない。大きく船首が跳ねて波を越える。衝撃で身体が揺れる。直ぐに2波が来る。急な体重移動で傾く船体を立て直す。無事に全て乗り越えた。怖かった。久しぶりのミニボートだ。プレジャーボートなら追い波より速いので、むしろ追い波は味方だ。押されて速度が増す。しかし追い波より遅いと喫水の低い船尾をこえて浸水する。
17時から雨の予報だ。風波は強まる。釣り竿とルアーも積んだが釣りは止めよう。
データは取れた。やはり琵琶湖で1馬力は無理だ。最低2馬力は必要だ。