ご無沙汰している管理人です。ブログは更新していませんでしたが、相変わらずオタクをしています。昨年末からライブ参戦も再開して、絶賛RED PHOENIX中でございます。

 

先日POWER OF WISHの開催が発表になりましたね。私はその日の大阪公演に参戦していました。

 

このツアーの開催にあたり色々思うことがある方もいるとは思いますが、私は自分の「願い」を果たせるときがようやく来るという気持ちでいます。

 

私の叶わなかった願いはアツシさんの勇退ライブを見ること。というか送り出すこと。というか「これが最後だ」と知ってその空間を思い出にすることです。

 

ここから、私はアツシさんが好きだということを前置きした上で本心を書きます。

 

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皆さんはアツシさんが勇退した日を覚えていますか?私は鮮明に覚えています。

今まで感じたことのない複雑な感情になって涙が出たあの日のことを鮮明に覚えています。

 

「それはないよ」と言われても仕方がない「今日限りで勇退します」というニュースをいつもと変わらない朝に知らされるオタクの気持ちはきっと分からないんだろうなと。留学の時だってそう、いつも急だった。

 

理由や想いは教えてくれますし、その言葉を聞けば理解はできます。でも、後出しじゃんけんをされている気分になってしまうのです。

 

それでも、許していたと言えばいいのか受け入れるしかなかったと言えばいいのか。今思い返せば「繊細な人だから」「そういう人だから」と納得することが正解だったのかと思うことがあります。

 

アツシさんの留学が終了してEXILEが復活するときに「アツシのせいでグループの活動が止まってたのによく「おかえり」なんて言えるね」という言葉を見たことがあります。確かにそうなんだけど、結局私は待っていたのだと、その瞬間やSOWツアー期に痛感しました。

 

Choo Choo TRAINのパフォーマンスを見て涙ぐんだのは後にも先にもSOWツアーだけです。当たり前に見ていた景色を、ずっと「見たい」と渇望していたのです。

 

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EXILEが第四章を迎えて開幕した日を覚えていますか?私は最終審査日にツイッターを検索して合格者をいち早く知りたいと思っていたその日を鮮明に覚えています。

 

私はとてもワクワクしていました。正直18人パフォーマンスは大所帯すぎたけど、ベビネの勇退が控えていたこともあり、次世代が作り上げるEXILEの未来に心を躍らせていました。

 

そんな2014年のEXILE TRIBE PERFECT YEARのTRIBEツアーに、アツシさんは参加しませんでした。

 

(一部抜粋)

EXILE TRIBE PERFECT YEARという年だからこそ、

自分はあえてツアーには出演せず、EXILE TRIBEを若手中心のイベントとして

ファンの皆さんに楽しんでいただくのはどうか、という提案でした。

 

 

 

アツシさんの想いは理解できるのですが、この提案が意味したことは「第四章新生EXILEとしての活動はすぐには見られない」ということです。

 

この発表は第四章開幕前だったため「アツシさんがいないステージは寂しくなるな~」程度だったのですが、実際にEXILE TRIBEとしての活動が活発になると「なぜ私は新生EXILEのパフォーマンスが見られないのか」とモヤモヤするようになりました。

 

第四章加入組の岩田くん・亜嵐くん・メンちゃんは当時から兼任だったので、EXILE TRIBE PERFECT YEARで完全体EXILEとして活動ができなくても兼任先がありました。

 

でも、世界くんと大樹くんはどうでしょう。当時の二人はEXILE専任だったため、ベビネ・アツシさん・アキラさん・タカヒロくんと一緒にEXILE専任として活動していましたが、新人なのでどうしても(物理的なポジション含め)立ち位置が難しかったこともあり、個人的には宙ぶらりんに見えてしまいました。

 

EXILEに合格してEXILE TRIBEの一員になった世界くんと大樹くんはEXILE TRIBEとしての活動経験が浅かったので、この期間は実践式の武者修行と考えればいいかもしれませんが、私は新メンバーを迎えたEXILEをフルメンバーで見ることができないことに歯がゆさを覚えていました。

 

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やはりボーカル、中でもアツシさんの不在は、体制面で多大な影響が出てしまうのです。

 

現に2014年に加入した四章組が参加したEXILE単独ツアーは「AMAZING WORLD(2015)」「STAR OF WISH (2018-2019)」「PERFECT LIVE(2020)」「RED PHOENIX(2022)」のみなのです。加入から8年が経っているのに。

 

アツシさんが留学に行っていたため、EXILE15周年ツアーは開催されませんでした。

 

アツシさんが抱えている、背負っているプレッシャーや辛さは理解していたつもりです。毎年シングルを数枚リリースし、アルバムもリリースし、ツアーを開催することが、どれだけハードで、ファンという立場では想像もつかないような厳しい世界であるということは理解しているつもりです。

 

アツシさんの個人の夢も理解しているつもりです。でも、フロントに立ち続けたボーカルとして果たしてほしい責任はありました。

 

勇退ライブができなかったのはコロナで仕方ないとして、私は「突然」別れを告げられたことが何よりも悲しかったのです。少なくとも20周年までは共に居られると思っていたのもありますが。

 

メンバー同士では話し合いの場が何回も設けられ、この日に発表するという段取りもあったのでしょう。メンバーはその日に勇退すると事前に知っていても、こちら側は突然「今日限りで勇退」すると告げられたのです。

 

いつかは勇退する時が来るとは思っていましたが、勇退の知らせが勇退の日というのは、誠意がないと思われても仕方がないと思います。

 

「推しは推せるときに推せ」という言葉が個人的には好きではないのですが、アツシさんの隣で歌うタカヒロくん、アツシさんの声で踊るパフォーマー、この景色が最後だと思って見送りたいとずっと思っていました。

 

それが果たせなかったのが、どれだけ悔しくて、悲しくて、やるせなかったか。後悔する機会さえ与えられずに終わってしまった感覚でいました。

 

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私にとってはアツシさんが在籍していても在籍していなくても「ダンス&ボーカルグループ」のEXILEはEXILEです。その時代にいるメンバーで構成されるのがその時代のEXILEなのです。

 

アツシさんがEXILE20周年のタイミングで限定復活をするという知らせに、喜ぶ人もいれば複雑な気持ちになる人もいると思います。

 

勇退したメンバーが戻る権利があるのか、勇退したメンバーと一緒にツアーを回って良いのか、ようやく新生EXILEが動き出したのに戻ってくるのか、アツシの隣で歌うタカヒロを見ることが辛い…など思うことがある方はたくさんいるでしょう。

 

「こういうことを平気でするなんてありえない」という言葉を見ましたが、それは違うと断言できます。一度は勇退したメンバーが復活してツアーを回るというのに、気軽なノリで決められるとは到底思えません。

 

あの発表の場で、あの温度感で、雰囲気で、アツシさんの「後出し」ではない想いを聞くと聞かないとでは印象が大きく変わると思います。

 

私はあの場で「ケジメをつけたい」という一言を聞いた瞬間に、上辺の嬉しさだけではなくスッと心で受け入れることができました。願ってもみなかった「区切り」を付けられる機会が訪れたのです。ずっと心残りで晴れなかった気持ちが成仏できる日が来るのです。

 

もちろん「あの場にいなかった人がとやかく言うな」とは言いません。全文の記事やフルの映像を見ても、あの場所のあの瞬間と同じ感覚を得ることは無理ですが、あの場所にいなかった人はそれが全てで、それ以上も以下もないはずです。

 

今までもそうだったように、媒体を通じて感じた気持ちがその人にとっては全てになります。私があの場で感じた想いと、何かしらのフィルターを通して感じる想いは同じにはなりませんし、感じ取った数だけ受け止める想いがあって良いはずです。

 

私の場合は、受け入れて楽しみにしている、というだけです。

 

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いつものEXILEのライブのように、EXILEを目当てに見に行くのも良し、推しグループの兼任メンバーを見に行くのも良し、家族や知り合いに連れて来られるのも良し、フラッと遊びに来るのも良し、今回は見送るのも良しでしょう。

 

今回のRED PHOENIXツアーで「失った時間を取り戻す」と言っていますが、私にとってはPOWER OF WISHこそがその機会なのかもしれないです。

 

思い返さなくてもアツシさんには振り回されていたと言っても過言ではありませんが、それでも私は待っていたみたいだし見送りたい気持ちはずっとあるみたいです。

 

アツシさんに対しても、自分の気持ちに対しても区切りを付けて、今までもこれからも「やっぱり私はEXILEファンなんだ」とスッキリした気持ちで言えるように、何よりも成仏できるように笑、その日を楽しみに過ごしたいと思います。少なくとも3公演は行きたいなあ…

 

また、更新します!