100均で200円 | marinco

marinco

カバン作ったり、美術館行ったり。

100均で買ってよかったもの ブログネタ:100均で買ってよかったもの 参加中


2009年のお話です。
足裏のホクロを切除手術したお話。

-------------------------


#6/23 痛い


取ってきました、足裏のほくろ。

まず、
午後半休のため、予約の時間に余裕があったことをいいことに
歌舞伎座周辺まで行って、夢見てたサンドイッチを購入。
皮膚科のある桜木町まで移動し
昔働いていたビルのベンチに座って、いざランチ。
夢見てたサンドイッチは、
たぶん作成時は
パンの厚さが3cm、具の厚さも3cmはあろうかと思われるものが
パック詰めされたために、
それぞれ5㎜くらいは縮んだかなと思われる、
超ド級なボリュームサンドイッチ。

毎日、ゆで卵1個ランチな私には、
さすがに答えましたさ。
長いことベンチから立てなかった…。

美味しかったけどね。

(写真は後日イートインした時のサーモンサンド。もちろん完食出来ず半分テイクアウト)
{F5227968-1063-4374-8691-BF9231A086F6:01}


で、
予約した時間ぴったりに皮膚科に到着。

手術室(というより診察室のカーテン越し隣)のベッドにうつぶせになって、看護婦さんによって足裏を念入りに消毒される。

「いいですかー?」と入ってきた先生は
「血液検査の結果見せてあげた?」
「いえまだですけど。検査結果の紙ないですよー」
「えー、そこの籠にあるじゃーん。ま、何にも問題ないからあとで見せてあげて」
と冗談交じりに看護婦と談笑。

そして
「じゃぁ、始めるけどー、
比較的大きいから、すぐに足を切断ということにはならないと思うけど
念のため広めに切るねー。
だから痕が残ることも了承しておいてくださいねー」
と脅す。

それから、
チクチクチクチク麻酔を4本位打って
なんだか剥がし始めた。

そして、私が昔よく手縫いでやったように
長い糸をブツに通して、すーっと引っ張っている。
痛みは無いが、行為が想像できちゃうのがなんとも気持ち悪い。

ボリュームサンドイッチを食べたせいで、病院へ向かいながら
「眠・・・」と思っていたけど
そんな眠気はどこへいってしまったのか、帰ってきて欲しかった。
っていうか、どうせなら全身麻酔して欲しかった。

でも、やっぱりベテランの上手い先生なんだろう。
なんだか楽しんでいるかのように、
ちゃっちゃか縫い続ける。
「はい!終わり♪」
所要時間ほぼピタリ30分。

それから、また看護婦さんに消毒を受けていると
もう先生は次の診察を始めていて
カーテン越しに「このイボはねー、レーザーで取っちゃおう♪」
なんだか面白い、
と思いながら他人の診察会話を聞いていたのだが
消毒が終わったら、「お部屋移動して頂いて、そちらで20分休んでください。」と密室に連れて行かれた。
つまらんの。

休んでいる間に、
剥がしてホルマリン漬けされた
皮膚組織を見せられ
どんな手術だったのかの説明を受ける。
剥がし箇所が大きかったので、特殊な縫合をしたのだそうだ。
完全には理解できなかったが、
とにかく …
皮膚の内面と外面とをそれぞれ縫合し、内面の糸は解けてしまうので
抜糸は不要だが、外面の方は少しずつ数回に分けて抜糸するのだと。
また、傷口が1本線だと想像するだろうが三角なのですよ、と。
つまり、切除範囲が広すぎるため、ただ縫合するだけでは無理で
周辺皮膚を三角に切り取り、それを伸ばして縫合したのだそうだ。
(たぶんそういうことだと理解してみた)


それじゃ、また明日と
ビッコを引いて診察室を後にする。
そして、お会計。
「本日は、手術がございましたので
47.780円です」

は!?!?!

お財布には、数日後に行く予定の他の病院代なども入っていた為
ギリギリ持ち合わせてはいたのだが、
あまりの予算オーバーに納得できず
「特殊な縫合だったとは聞いていますが、予算よりだいぶ大きいのですが…」と恐る恐るたずねてみた。

「きちんとした説明を聞いてきますね」
数分後、戻ってきた会計係は
「確かに特殊な縫合でしたが、先ほどのは間違いで
42.140円です」

私、確かめて良かった。。。
(本来そういう性格じゃないのに)
{33E799BA-C902-4324-85B6-FB982FFAB6DB:01}



 ** ** ** ** ** ** **
今も、ビッコ歩行に不自由を強いられ
痛み止めのおかげで、軽い違和感しかないけれど

ジムに当分行けないのが、
痛い。

なにより、手術代とそれに伴う諸々の医療費(処方箋とか抜糸とか)
を考えると

痛すぎる!!!



-------------------------

#6/26 甘かった


ホクロの除去手術。

当初の私の予定では
23日(火)午前:出勤、午後:早退後手術
24日(水)午前:出勤、午後:早退後診察
以降の抜糸などは、土曜に通院。
のはずだったのに!

ふたを開けてみりゃ、
23日午後~26日終日、会社休みまくりました。

有給が~、
もしかして今後あるかもしれない転職面接のために、大事に取っておいた有給が~
こんな形で消化することになろうとは。

しかも、来週の火曜にまた来いとおっしゃる。

なんで休んだかって、

歩けないんです。

先生の言い方じゃ、
その日から歩いて帰ってね♪
次の日も会社の帰りでいいからね♪
状態だったのに、

とんでもない!

地面を這うか、ぴょんぴょん跳ねるかしないと前に進めない。

もちろん最も前に進みやすいのは、つま先立ちのびっこ引きだけど
それも数歩やっていると、周りの皮膚が引っ張られて痛くてたまらん。

というわけで、
数日安静にしていたのだが
明日は内科に行かなければならないし、
狭い家の中の移動もかったるいので、
思い切って松葉杖を借りることはできなかろうかと
昨日、皮膚科へ電話してみた。
「こちらではお貸出しておりません。使っていらっしゃる方は、整形外科やレンタルで用意されているようですが…」
だったら、そういうところを紹介してよと頼むと
「そういったことも出来かねます」

仕方なく、別件で通っている整形外科へ電話したところ
本日(昨日)休診日。

で、次の手レンタル探し。
以前、スーツケースを借りたダスキンへ電話したところ
介護専門の部門が別にあると紹介される。
そしてやっと、松葉杖レンタル可能に至る。
でも、配送が基本となっており、早くて明日の午後になりますと。

そして今日、金曜午後、
生まれて初めて松葉杖に触れることにあいなった。

難しいねぇ、松葉杖って。
特に階段とエスカレーター。
これで、東京まで通勤するなんて怖すぎる。

しかも、来週の火曜には
また会社早退して皮膚科に行かなくちゃいけないわけで
JR桜木町駅からクイーンズスクエアの端っこにある病院までの
長~い道のりを考えると、気が遠くなる。


なんとか、
この土日で
つま先立ちでも長時間歩けるようになりたいもんだ。



-------------------------

#7/3 泣きっ面に蜂


もう数日前の話ですが

会社に復帰して
でも通常の3倍遅い速度で、
びっこ引き引き歩いて
それが疲れて疲れて
家の中で松葉杖ついてたら
金属製の松葉杖にて
健康な方の足を打撲。
青黒く腫れあがった。

そんな両足不自由で
もう格好とか気にしていられなくて
300円くらいで購入したらしい、
父親の庭用サンダルを
毎日履いて東京まで出勤。
通院は、みなとみらい。

駅のエレベータの場所はだいぶ覚えた。



-------------------------

#7/11 ホントにあった!


びっこ生活、2週目。

なんだか3週目も4週目も迎えそうで、
すごいすごい嫌な予感。

治りが悪いのは、
気候のせいとも、年齢のせいとも
噂される。

最初は、
ある人から言われたように
お休みする良い機会だ
と自分を納得させていたが
わりと、もう限界。

都会の雑踏、
邪魔にならないようにと気をつけながら、足引きずり歩くのも

電車に乗って、片足で吊革に全力でつかまっているのも

会社でまともに仕事できないのも(そこで無理して痛みが増したりして)

ストレス解消のジムにいけず、無駄な会費払うのも

美術館とかセール(金は無いが)とか行けないのも

何より、親に多大なる迷惑かけているのが



もう限界。

** * ** * ** * ** * ** * **

本来は、こんなことで愚痴こぼしてちゃいけないと思う。

障害とともに生きている人がたくさんいるのだから。

…、心の中で激しく葛藤。
これも、ある意味限界。

せめて足の裏じゃなければ
…と何度も思うのだが

いや、どこを傷めたって大変なのは結局一緒。

と次の瞬間思い直す。
…の繰り返し。

これも、ある意味限界。

ある日、ドラッグストアで
「手術後の肉が早く再生される、ビタミン剤のような飲み薬ください」
とバカなこと聞いたら
「自然治癒しかないですね」
といわれる。アホな私はその店に定期を落として帰る。

ある日、浜松町→洋光台という京浜東北線下りの通勤経路を、座るために浜松町から上り電車に乗り東京駅まで行って東海道線始発に乗り換えて帰ろうとしたのに 、
ふと気づくと、たどり着いたホームは京浜東北線下り。
おまけにエスカレータはひとつの階段に一方向しか付いてない東京駅。
なんでムダにヒョコヒョコ歩いてんだか。

アタマ(さらに)おかしくなってきているかも。

これも、ある意味限界。

** * ** * ** * ** * ** * **

というわけで、限界体制で
もう少し長引きそうな、びっこ引き対策を
少し考え直さねばと思い立った。

一つ。
傘を杖代わりにするのは、割と疲れる。
第一、電車に乗ってても誰からも怪我人だと気づかれない。

松葉杖は、都会で使うには怖すぎる。
よって本日返却する。サイナラ、アリガトウ。


一つ。
プライドをかなぐり捨てた激安オヤジサンダル。
せめてビーサンにした方がまだマシなのではないか。


そんなこんなで、とりあえず杖問題でアタマぐるぐるしていて
ふと思いついた、100円ショップ。

半信半疑でダイソーに行き、
「介護」の札かかる地点へ まっすぐ進むと、

あったぜよ!

210円だったけど、杖の長さも2センチ刻みでそろってるし
軽いし、杖の先にはゴムがついてて先の尖った傘とは大違いだし(当たり前か)

正直、感動した。

すごいぞ、ダイソー!

{ADD3147E-6CFD-40CD-A9B1-8433DE5E8858:01}

そして、
手芸屋のワゴンセールで
目的もなく衝動買いした、スエード紐の束。
出番なくずっと眠っていた、スエード紐の束。

束ねて三つ網して

杖に付けてみた。


これで電車で居眠りしても
私の手から離れない。

{DDAB0539-C469-4CC2-A0C2-B9A44AADE08C:01}




さて…
次は、サンダル問題だ。