ずっと、一定の常識を持って、物を見ないといけないという思い込みに縛られてきた。


かなり長い時間。


けど、色んな見方があっていい、と言う言葉を見つけて、何だか腑に落ちたというか、心の荷が降りた。


一定の常識を持った見方は大切だけど、もっと色んな考えを認めたり受け容れたりしていいんだ、と。


私はがんじがらめになっていた。


逃げ出すこともできずに、ずっと同じ場所で、何様なつもりか、どこか変なプライドを持って佇んでいた。


ずっと同じ場所で立ち続けて、疲れ切っていた。


ようやく、いつぶりなのか、私はそこから歩み出す事ができそうだ、と思った。


逃げるのではない。


前に進むのだ。


大切にしてきたものが、大切じゃなくなる場合もあるだろう。


今必要なものだけ残して、後は縁があればまたやってくるし、繋がる。


安心して手放せる。


自由でなくていい。


自分らしく在れるのであれば。


勇気も振り絞る場面が沢山来るだろう。


失敗が続く日も沢山あるだろう。


その時は好きなものを思い出して。

集め直して、自分を大切にしよう。


人への責任から避けて生きてきたけど、友達なら、家族なら、避けずにぶつかったり、意見をはっきり言うのも愛情として、自分を出す事を恐れないでいい、伝える努力をきちんとしていこう。


流されるのもいいけど、自分を蔑ろにされそうになったら、流されない様に、しっかり自分を持って意見を言う事。


嫌いでも、愛情を持った意見を伝える事は大切。


与える事の素晴らしさを今まで色んな人やものに教えてもらったろう?


自分の番だ。


一つ皮を脱いで、少し大人に近づく。