2020年1月9日から放送されたアニメ『怪病医ラムネ』。
心の奥底の欲望に棲みつく怪異を暴く！「怪」医療ファンタジー。
『月刊少年シリウス』にて連載され、今は同社のウェブコミック配信サイト『マガジンポケット』で配信中だそうです。阿呆トロ先生の作品です。
第１話から、心に響く作品です。←第１話無料で見られます が、ここで何が凄いのか解説していきます。
第１話は、「調味料の涙」というタイトルで、目からマヨネーズがでる いう奇妙な病気
マジ、ありえない…。なんでそぉ〜なる
というストーリーで、アホらしい・・・（作者の名前だけに・・・）と思っていたんですが。。。とんでもなかったっ
仏教に通ずるものがあったんです。
悩みだったり、迷いだったり、欲だったり、人間の苦しみを生み出す心が怪病になっている。
仏教でいう「煩悩」が怪病の原因。
仏教では「結果には必ず原因がある」とされています。
怪病の原因がどこにあるのかを見つけ、治療していく物語。
いわゆる心理カウンセラー的な要素があった。
では、内容を見ていきましょう。
第１話の目からマヨネーズが出る症状があるのは、子役の琴ちゃん。
琴ちゃんは、ラムネに言われてラムネの前で泣いてみようとします。そうすると、醤油が目から出てきました。他にもケチャップとかソースとか、様々な調味料が出てくることがわかったようです。
琴ちゃんは、普通の涙が分からなくなってしまったのです。
ラムネの助手のクロが。家庭環境に問題があると気づきました。
琴ちゃんのお母さんは、琴ちゃんの稼いだお金で高価なモノを手に入れていました。
ラムネは、処方せんとして、琴ちゃんに急須とお茶を渡しました。
琴ちゃんは、お母さんがスーパーで半額で買ってきたお弁当を食べ始めます。
琴ちゃんは、以前お母さんが作ってくれた料理のことを思い出します。
そして、ラムネからもらった急須でお茶を飲むと、琴ちゃんの本音が出てしまいました。
「お仕事辞めたいな」
急須で注がれたものを飲むと、本当のことしか言えなくなるというもの。
お茶は通販で買った普通のお茶だとか…
ここで、目から調味料が出る原因がわかります。
感情を押し殺す代わりに、調味料が感情として出てしまったわけですね。
ラムネ、ここでムチャクチャいいセリフを言ってます。
「選ぶのは本人だ」
すべての回答は、自分自身にあり、自分自身が選べるもの。
これも仏教から学ぶ要素です。
まさに、心理をついた言葉です。
そして、琴ちゃんが「あのお茶を飲むと口から勝手に言葉が出ちゃう…」と気づきます。
お母さんに「どうして最近ママを困らせることばかり言うの！？」
仕事場でも「琴ちゃん、お仕事なんだから、わがまま言っちゃダメよ」
琴ちゃんは、お母さんやみんなを困らせたくありません。
「ダメなんだね。望むのは琴のわがままなんだね…」
そして、琴ちゃんは、ついに、ラムネからもらっていたもう一つの処方せん、付けてる時だけ調味料が出なくなるコンタクトレンズを使ってしまいます。
でも、これは副作用が強いことを言われていました。
琴ちゃんはインタビューの時に副作用が出て倒れてしまいます。
琴ちゃんは、感情や目から調味料を出すことより、自分にフタを閉めることを選んだとラムネが言います。
これが実は、心のトラウマ（心のブロック）になるのです。
ラムネがさわやかです
そして、フタをしてかなりの調味料が溜まって危険な状態の琴ちゃんを治すには、受け皿が必要になります。
お母さんは、仕方なく「いくらでも払うからことを治してよ！」と言います。
そうすると、お母さんの持っていたすべての高級品（洋服、靴、バッグ、アクセサリー）が粉々になってしまいました。
琴ちゃんはお母さんに言います。
「ごめんね。琴のせいで、ママのお洋服やアクセサリー壊れちゃった…」
ラムネは琴に、「取り返してあげたいのなら、その逆のことをしてやりゃ良い」
「左腕１本あたりで、服10着、宝石10個分くらい取り戻せるか？」
「あれ？まだ足りねぇの？」とお母さんに誘惑します。
お母さんが、琴と宝石どっちが大切かを選びます。
琴を選びます。琴の大切さに気づきます。
この漫画の学びのポイント
親子関係がうまく行かなくなった結果の原因として、
お母さんを困らせたくないために、言いたいことが言えず、ずっと我慢してきた琴。
そして、欲に目がくらんで子供に対する愛情もなくなっていくお母さん。
これらの心が、お互いのストレスを作っていたのですね。
結果には必ず原因があるのです。
そして、原因がわかり、それに気づくと、ストレスから解放されるのです。
物語の最後は、
ラムネとクロ、そして琴ちゃんとお母さんが花見をします。
お母さんは、みんなにお弁当を作ってきました。
「料理って、同じレシピや材料、調味料でも、作り手がどんな気持ちを込めて作ったのか食べたら分かるもんなんです。」
ラムネからいい言葉をいただきました。
ちなみに、アニメの１話の始まりはこうだ。
ストレスや強い執着を抱いた心に「怪」と呼ばれる不思議な存在が作用してかかる病「怪病」。
怪は普通の人間には見えない。
しかし、この世に人が、人に心が有る限り、奇妙な病に悩むものがいる。
そして、怪病があれば、それを治す者もまた存在する。
胸の奥に秘めた原因をあばき、病んだ心を救う医者、怪病医である。
実は、私は2020年からカウンセラー、セラピストとして講座を受けて2021年1月に修了書をいただきました。
心のトラウマやブロックを探し、それを高次元のエネルギーで消すという普通の心理カウンセラーとは違う方法です。
結果の根本原因を消すので、現在持っていた負の感情がなくなったり、同じことを繰り返していた結果は起きなくなるのです。
原因を消すと、ラムネの話の最後のように、親子が楽しく暮らせるようになるのです。
たくさんの人に、心の病を消してほしいと思いセラピストになりました
悩みがある人限定で、心のブロックを消す無料セッションを毎月行う企画をしています。もし興味があれば連絡してくださいね
これからも、ラムネから学べるものはありそう
また良いエピソードがあったら紹介することにしよう