渡部先生は、漫談家にもなりたかったとたまに言う。

講演会でも笑いが取れなければ、ちょっと失敗、とため息をつく。

参加者は星の話を聞きに来たのだから、面白さは有れば有ったで良いぐらいの程度だと思うが。

先生は笑いの取れる講演会が成功、笑ってもらえなかったら不成功と言う基準を抱えているのである。


講演では、流石漫談家に成りたかっただけあって導入部から笑いのネタを繰り出してくる。

(どんなネタかは、是非講演会にいらっしゃって聞いて欲しい)

講演会の度にネタを聞いている私はもう耳タコだ。しかし確かに彼のつかみは上々だ。


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一番ウケる層はやはり大人や大学生など、専門家では無いが講演会に足を運ぶくらいには、星が好きな大人達だ。

次が中高生だが、ここは校風によってかなり反応が違う。笑うのを我慢せずに楽しんでいる学校もあれば、生徒たちが黙ってしっかり聞き入っている学校もある。

特に渡部先生の出身である会津の学生達は真面目だ。渡部先生の全国的な知名度はどのくらいか知らないが、会津での知名度は抜群。

「偉い先生がいらっしゃるのだから、失礼のないように」

と生徒達は釘を刺されているのかもしれない。


さて、明日は佐久市で講演会である。しかし渡部先生は、学会にカバンを忘れる夢を今朝見たそうだ。そう言うのは夢占いだと「とんでもないミスをおかす」らしい。笑いを重要視する渡部先生は、今回大滑りする可能性あり?笑

成功するように祈っている。


渡部先生の講演会情報は、前ページ。リンクの貼り方わからなかったです、申し訳ない。




ちなみに、何故渡部先生が漫談家にならなかったのかと聞くと「相方に恵まれなかった」と返された。

空にお星様が無かったなら、渡部潤一という漫才師が誕生していたのかもしれない。