国立甲府病院の成人式に、演奏をお届けに行きました。
思い障害を持ちながら成人を迎えられた事…。
とても大きな意味があります。
毎年、保護者の方々も、医師看護師の皆さんも、
感極まって、涙、涙、です。
まー姉の介助ヘルパーさんも
「毎年この成人式が楽しみなんです。
他のどの成人式より感動します」って、言ってくれてるんです。
今日まで生きて来た道程が大変であればあるほど、この日の喜びも大きくなるのだと思います。
ご両親や、周りの人達に、沢山の喜びを与えて来た新成人の皆さん。
本当におめでとうございます。
「あの曲はヤバイですよ〜〜。
あの歌でもう泣けちゃって、泣けちゃって…。
成人式にあの歌は〜〜っ💦」
……と、保護者の皆さんに言われちゃった
「命の理由」
そう、あの歌って、私ら障害を持つ子の親の心には、特別な意味を持って聞こえます。
「生きる」って…何でしょうね?
辛い事、大変な事、
そんなものが沢山ある人生なんて、誰も望んでるわけがないし、
「この子に障害がなかったら…」と思わない日はないんだけど…。
それでも、それでも、
この子達は、大きな大きな幸せを、私ら親に運んで来てくれた子達なんです。
それだけは確かなんですよ。不思議ですね。
式典に飾られたお花は、毎年私らがいただいて帰ります。
「ウチがいただいていいんですか?」と伺うと、
「お花は病室に持ち込めないんですよ。ですから、どうか、マリナーズさんが貰ってお帰りになって下さい」
「それって、ひょっとして感染予防の為とか?」
「ええ、その通りです」
そっか〜〜。それ、今まで知りませんでした。
同じ障害がある子供の親って言っても、障害の種別や程度が異なると、まだまだ知らない事が多いんだね…。
不勉強を恥じ入りました。
私達からも、もっと、もっと、発信しなきゃ。
障害児者の事、自分から知ろうとしてくれる人は多くない。そんなの当たり前の事。
自分から言わなくちゃ。
自分から知らせる努力をしよう。もっと語ろう。
みんなに分かるような言葉や方法を工夫しよう。
時には、伝わらなくて、分かって貰えなくて、
凹む日もあるけど。
子供らが支えてくれて、背中を押してくれるから。
新成人の皆さん、これからも、家族や周囲の人に、幸せを運んで下さいね!!
感動をありがとう!!