毎朝、まだ家にある
お母さんの骨

お兄ちゃんと分骨した骨

もう骨になったお母さん

直視することの出来ない写真

一応、水を変え お線香を焚き
慣れない事を続けている

死んだ人はご先祖様になるのか

実感は全くない


急に形見になったヘアークリップ



捨ててしまったけど


仕方ないと思うしかない


だって治せない


壊れたものは 死んだ人は帰って来ない



実家に帰った時に


きっと、作ろうと思ってたんだなぁ〜と


お兄ちゃんの大好物の青椒肉絲の素




いつもなら、ちゃんと味付けして作ってるけど

突然来た時に、息子のために

大好物を、作れないのが嫌だったんだろうなぁ〜とか


自分勝手な人に見えて

人に尽くすタイプの人だったなぁとか


お料理が好きで、得意で

苦手だったけど、結婚してからお父さんのために

沢山、勉強していて

手書きのお料理ノートとか、いっぱいあって

お父さんと離婚してるけど
こういうの、知ってるのかなぁ〜?とか


きちんとした性格で

調味料だけでなく、サランラップとか

ストックを沢山していて




こういうのも、勿体無くて

持って帰ってきた。


それが、昨日無くなった




安いラップ使ってたなぁ〜って。笑


美容室もやってたから

頭にも使うし、激薄いラップで

歯のところ曲がっちゃったよ。笑


使い終えるとさ


あぁ…お母さんの物が

無くなっちゃったなぁって


でも、取っておく訳にもいかないしね


思い出が消えてしまうような


お母さんが使っていたものが無くなっていくと


存在自体が薄くなっていくような


もう存在していないのに、そう感じる


お母さんの好きだった

韓国のコーヒー


お客さんに出すためにも使っていた

インスタントコーヒー




小学生の頃から美容室もやっていて

インスタントコーヒーを作る姿が

今でもキッチンで見られるような気がして


まぁ、見られないんだけど

そんな気になってしまう



この韓国のコーヒー

激てきに、甘くておいしいよ




砂糖やばいけどw









私がずっと可愛い!ほしい!って

お母さんにいっていた鏡🪞





トイレに飾っていて

お兄ちゃんの結婚式で、ハワイに行った時に買ったやつ


こんな形で私の物になるなんて

悲しいな


持って帰ってきたけど

わが家のテイストには合わなくて

お母さんを忘れたくないから

お母さんの物を沢山置いた

思い出溢れる、自分の部屋が欲しくなります。


思い出に包まれたいと、生まれて初めて思ったな。




うちでは

娘たちの赤ちゃん用のプラスチックのお皿を卒業させて




お母さんが、孫たちの為に用意していて

ばぁばの家で使っていた

お皿たちも持って帰ってきて使ってる。



いつまでも忘れないで欲しいな。


優しくしてくれて、沢山の手作りのお洋服とか作ってくれて


だけどさ、3歳と2歳ぢゃ

覚えてないかもしれないよな


バーチャルでもいいから

スクリーンに、お母さんと話せたらいいのにな


娘たちの記憶の中にいるばぁばが

少し大きくなっても

いい思い出で覚えていて欲しいな





そんなこんなで


ヘアークリップ第二弾!






もはや使う前から壊れてた。笑


だから、使うのをやめて

引き出しにしまってます。



これだけは、壊さないように。


お母さんが、毎日付けていたから



何もかもが


一瞬で形見になる



今を大切に生きないとな



怒ってばかりぢゃいられない