入学式 一週間前
「入学式いきたくなーい」
「だよねー」
「入学式いかない!!」
「行かなくてもいいんじゃなーい?」
母と子で
そんな会話が繰り広げられ…
入学式 三日前
「ママ、入学式、○○と○○と一緒に行くから。」
「え?○○ちゃん達はお母さんと行くんじゃないの?」
「ママ、○○のお母さんと連絡とれる?」
中学は自転車通学。
入学式は親の送迎が必要です。
娘は、お友達二人を誘ったようです。
○○ちゃんのお母さんにラインしました。
「よかったら、乗り合わせしない?」
というわけで、
我が家の車にみんなを乗せることに
娘よ、たいしたものだ。
入学式へ行くために、最善を尽くしたね
入学式の準備を全くしていなかった私達
急いで文房具を揃え、各種持ち物チェック。
娘、緊張と不安、
そして心踊る様子が伝わってきます
入学式前日
4年生の頃の仲間と公園で遊び、
ヘトヘトになって帰ってきました。
髪も乾かさず寝た娘。
明日大丈夫かなーと、色々口出したくなる私ですが、
お口にチャックです
入学式当日
朝早く起きた娘は、
ブレザーに見を包み、
まるでJK
友達とワクワクしながら一緒に登校。
クラス発表
神の采配
仲良し3人と一緒
しかも女の先生
※配慮して下さいました
「一同、起立!!」
その号令で、
新一年生がビシッと揃って起立する姿に
そこに娘がいることに…
なんだか凄く感極まってしまい
卒業式でも出なかった涙が
どっと溢れました。。。
「全然緊張しなかったー!」
と、なんでもなかったように入学式を終えた娘。
その後、幼稚園へ。
そして、小学校へ。
おめでとうを沢山浴びて帰ってきた娘は
「実力テストがすぐにあるんだよねー、やばい。」
そういって、勉強を始めました
「できなくてあたり前だから。0点とるつもりで大丈夫だから。疲れたら休んだりしながら、無理せずやっていこう。」
「一日休むと行きにくくなるからね。私は休まない。」
「…そっか。わかったよ。」
内から湧き上がってくるエネルギーに突き動かされている娘
次の日からいよいよ自転車通学
新しい自転車には、まだ一度も乗っていません
初登校日
朝早く起きた娘。
コンタクトをつけ
ごはんを食べ
髪を整え
「こんなダサいヘルメット無理ー!」
と言いながら、
フラフラ危なかっしい運転で自転車に乗り
緊張、
そしてちょっぴりワクワクしながら
友達との待ち合わせ場所へ向かいました。
まさか自転車通学を初日からするなんて
ミラクルです
どこにそんな力を溜めていたんだろう。
ママついてきて
不登校になってから、ずっと言われ続けた言葉
ママと携帯
その2つがないと不安で不安で
ジップロックに入れた携帯を握りしめて
私が見守る中
お風呂に入っていた娘
携帯依存はいつのまにかなくなり
人目を気にすることもなくなりました
太く、強く、
根をはり
ただひたすらに
前へ進んでいます。
末っ子は幼稚園へ
次女は小学校へ
長女は中学校へ
1年5ヶ月ぶりの、子供達のいない朝
不思議な空気感の中
コーヒーを飲んでいます。
やっとここまでこれたなぁ。。。
まさかこんな日が来るとはなぁ。。。
ここからスタートですね。
エネルギーを使い果たしてしまう心配はありますが
誰も娘を止められません。
頑固な娘なので
何があっても大丈夫。
何を選択しても、それが正解。
今まで通り、娘を信じて見守ります