前回の続きから、
「高知城を国宝にする県民の集い」の事務局長、島崎さんに城の中枢本丸を紹介していただきました。
高知城は、1611年に初代土佐藩主「山内一豊」が築いた歴史ある城です。
本丸に来て、初めてわかることが。
「天守が基礎になる天守台に乗っていません。下から見ると大きいですけど、ここに来るとあまり大きくないなと。」
三山ひろしさん、川辺アナ
「確かに!そうですね。」
島崎さん
「本丸御殿は別名懐徳館とも言いますが、本丸御殿と天守が一緒に残っているのは高知城だけです。」
本丸御殿は、床を畳を敷き詰め障子やふすまなどで部屋を仕切った「書院造」。
島崎さん
「ここは、藩主が向こうを向いて座り謁見する間です。」
島崎さん
「正面は「武者隠し」という、裏側に家来が隠れひそんでいて、何かあると飛び出てくるという間です。」
藩主の話しに聞き耳をたて監視し、いざという時に飛び出せるよう家臣が隠れていた場所。
いよいよ天守へ。
「石落とし」がありました。
ここで鉄砲で狙うことも。
今は無き鉄門や二の丸御殿など
当時の高知城の姿を再現しています。
島崎さん
「高欄」のぎぼしは漆塗り。これも高知城だけ!こういうことも高知城を国宝にできます!」
島崎さん
「広島大学名誉教授の三浦先生が、今までは天守だけを国宝にしようという考えで動いていましたけど、高知城は、他にもたくさん本丸の建物が全て残っていることは日本一。
それをもう一度まとめ直して国宝にもっていけば…道は平坦ではないですが国宝になります、と三浦先生が言ってくれました。」
「僕も高知県の観光特使として、全国に言っていきたい。」
「僕が知っている知識がまだちょっと浅いので、これから深めていって
いろいろと皆んなにアピールできるようにやりたいと思います。」