『漁師』といえば、漁師が主人公の三山ひろし『北海港節』。
♪男〜男家業は漁師と決めて…
と始まる三山ひろしさんの今年の勝負曲『北海港節』は、男の志を勇壮に!ダイナミックに!胸に響く感動の一曲です。
本日の話題によると、全国でも漁師の数が減少、人手不足が深刻になっているとのこと。

そこで、高知県室戸市では『サラリーマン漁師』を導入。その結果、県外から移住してきた若手漁師が5年間で35人も誕生。

給与は、水揚げ量から収入が上下する給与体系から毎月を固定給に。

その固定額、25歳までは「年齢🟰基本給」(22歳ならば22万円)


それだけではありません。

住宅手当、食費手当、通勤手当、休日出勤手当、さらに水揚げが多い日には臨時の大漁手当がつきます。


若者にとって大きな魅力となっています。


このサラリーマン漁師導入の背景には、深刻な担い手不足がありました。

高知県では、20年間で漁師の数が約7000人から約3300人へと半減。

高齢化が進む中、水揚げ量も減少。


室戸市にある定置網漁業会社の取材内容によると、勤務体系も規則的にし、勤務時間は午前5時から午後2時まで、タイムカードを使って管理。

休日は土曜日。有休は年10日。


また、年功序列を廃止して、やる気と実力のある若者を積極的に重要な役職に抜擢します。


ある漁師は、地元の食品会社から転職してきました。副船長として月給が40万円を超え、前職の倍以上になりました。


毎日、仕事を終えた後、保育園に子供を迎えに行き、共働きの妻とは夕食作りや子供の面倒を分担しています。「待遇がすごくいいのでこのまま漁師一本でいく。」とのこと。


高知県は行政として、県外から移住してくる漁師の支援に乗り出しています。

そして就労希望者に、「漁業体験制度」を設けて宿泊費などを負担しています。


NHK松山 中元ディレクター

「県外からの移住漁師によって、室戸市の漁業は活気を取り戻しています。少子高齢化が進む地方において若者を呼び込むにはどうすべきか、

既成概念を取っ払い、考えることが大切だと思いました。」


水揚げゼロでも"お給料"の『サラリーマン漁師』。漁師の職場改革に注目です。


こちら⬇️は「高知で漁師」のサイト。

https://kochi-ryoushi.jp


(以上、2023.10.24放送 「NHKおはよう日本」よりご紹介させていただきました。)