先日医大へ、4ヶ月ぶりの経過観察へ行ってきました。子宮体癌の手術から4年が過ぎました。
⬇️血液検査の報告書です。
報告書はあと一枚ありますが(ガンマーカーなど)、今回も全てが基準値内でした(H &Lなし)。
主治医、変わったことありませんか?と、リンパの腫れがないか、念入りに首を押しながら診てくれます。
まず、報告書の白血球数を見ました。
6100個!平均的で良い感じです。
(白血球…異常に多いと細菌感染の疑いが考えられ、少な過ぎると病気になりやすい状態。)
次に気になるのは、リンパ球数。
基準値内ですが、結果は1450個でした。(手術前約900個、手術後約700個、その後は約1750〜2250個です。)
理想は1800個以上です。(痩せ型の方は1500個位でも大丈夫とのこと。)
以上のリンパ球数があると、健康な方は病気になりにくい状態が続き、がん患者さんは自然退縮が始まるというデータがあるそうです。
(『免疫革命』新潟大学大学院医学部教授安保徹先生)
1450個、リンパ球が珍しく下がってしまったことに思い当たることがあります。
何個かニッキ飴を食べたところ、舌がヒリヒリピリピリして、真っ赤になり腫れてしまいました。
検索すると、「シナモンアレルギー」。
免疫力が落ちていたのでしょう。
一日半くらいで舌の症状が治ったのでよかったです。
人間の身体には約60兆個の細胞があり、この細胞は常に新しい細胞を作りだしているのだそうです。新しい細胞は自分と同じ細胞を複製することによって新しくしている…。
ところが、正確に複製できればいいのですが、様々な原因により時々、
"写しそこない"ができるのだそうで、それが「がん」細胞とのこと。
人間皆が、身体には毎日5千から数万個の"写しそこない"ができていると言われています。
なのに「がん」にならない人がいるのは、そのがん細胞のほとんどをリンパ球の中にあるナチュラルキラー細胞(NK細胞)などが瞬時に壊してくれるからです。
⬆️リンパ球中の自然免疫ナチュラルキラー細胞は、常に血流やリンパ液にのって体内をめぐり、異物の侵入や発生がないかをパトロールして、敵を発見すると同時に攻撃を開始します。強い殺傷能力で、体内に発生したガン細胞もやっつけてくれます。(決定版!免疫力を上げる名医のワザ、宝島社)
このNK細胞を活性化させてくれるのが「笑い」、つまりプラス思考と言われています。
私は4年前の手術後、主治医より再発防止のための抗がん剤を3回でいいので受けるように言われました。
私のような症状や経過患者には、抗がん剤3回と、病院側での取り決めがあるのでしょう。
抗がん剤3回受ければ再発はないというのでしょうか。
手術により免疫力が下がりきった身体で辛い苦しい治療を受ける?
返って再発して、再発した時には身体が戦えないと思いました。
ガンを取り去ってくれた手術に感謝しながら、免疫学の先生やガン患者さんの手術を長年されてきた外科医の先生の書物を読み、あとは自己免疫力を上げていこう、生命の自然治癒力を体験したいと決め、抗がん剤をお断りしました。
患者の8割は、ガンそのものではなく、ガン治療(手術、抗がん剤、放射線)によって助からないと免疫学の先生方は言いきられています。
ほとんどの患者さんは、主治医の言われる通りにお任せをするのでしょう。それが普通だとわかりますが、私は自分の身体のことは自分で決めたいと思いました。
そして私は、被爆を避けたいので定期検査でもCTやPET CTも受けていません。血液検査とエコーだけです。
抗がん剤や放射線は恐怖です。正常な免疫細胞までこわし免疫力を落としてしまいます。それより免疫力を上げていきたいです。
身体を労わる、落ち込まず開き直る、そして食事のことなど、病気がこれからの健康を守る生き方を教えてくれました。日々感謝の気持ちが湧いてきます。
自己免疫を上げることは難しいことではありません。
順天堂大学医学部免疫学特任教授の奥村康先生の「免疫力を上げて人生を楽しむ7カ条」をまとめてみました。
①仲間を大事にする
本音をさらけ出せる、明るく前向き、気のおけない友人をもつこと。
(10代の頃からの大切な大親友がいます。お互いに何でも話して泣き笑いしています。)
②異性にときめく
既婚未婚関係なく、異性の存在はよい刺激になります。特に男性は女性がそばにいると健康寿命が長くなるというデータもあります。
(三山ひろしさんのコンサートを楽しむことやドライブや映画鑑賞、買い物など夫婦で出かけることが多いです。お互いの休日に別行動はほとんどありません。)
③よく笑う
笑うことで自立神経が安定、NK細胞の活性を高めて病気にかかりにくくなります。ゲラゲラと声を出して笑いましょう。
(OKです!ちょっとしたことでも笑います。)
④夜ふかしはしない
夜10時から深夜2時はNK細胞が下がる時間帯なので、この時間帯は休みましょう。寝る前に軽いストレッチなどをして体を温めると、睡眠の質が高くなります。
(早い時は21時には寝室へ。遅くても23時には寝ています。)
⑤食事は何でもほどよく食べる
さまざまな食品をバランスよく、腹七分から腹八分。同じ食材でも食べ方を少しずつ変えることで免疫力がアップします。
(無治療で元気になられた方や寛解や自然退縮された方の食生活を参考にしています。)
⑥いつも能天気に過ごす
ツライこと、面倒なことがあったとしても楽しくなることや気持ちが晴れるような、ワクワクすることをイメージすることで長寿につながります。
(辛い、悲しい気持ちは交感神経優位となります。交感神経優位はリンパ球を減らし、気持ちと一緒に免疫力も落ちますので、免疫力アップのためには、笑ってリンパ球を増やす副交感神経優位を意識しています。)
⑦運動は"ちんたら"やる
息を切らしてハードに動くより、ウォーキングなどの方が免疫力は高まります。その方が続けやすいというメリットもあります。
(職場では、エレベーターを使いません。3階なので程よく運動になっています。あと、ウォーキングや軽いストレッチをしています。)
経過観察5年目に入りました。
次回は6ヶ月後です。
医療は、辛い三大療法よりも人間が自然に持つ免疫力、治癒力に目を向けてほしいと思います。