こんばんはっ。まりんです。




「フクロウガスム」
全7ステージ無事に千秋楽の幕を閉じました。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。


たくさんの御手紙差し入れお花、連日ありがとうございました。



前売り完売につき、急遽追加公演も決まりとっても嬉しかったです。



ネグレクト、児童虐待について描かれた物語でありました。




自分が演じたのは、
主人公、島袋南が子供の頃に受けた虐待により解離性同一性障害になり、「ウサギ」と呼ばれる南がこうなりたいと思う理想から生まれた、
攻撃的で強気、でも知識はなく精神年齢が低い、人格でした。





私の他に登場した人格は
集団生活をうまく切り抜けていく協調性のある明るくおしゃべりな「メガネ」
ネグレクトを耐えるために生まれたウサギよりもさらに年齢の低い「アカアシ」
そして冷静で冷酷で、我が子を虐待する親たちを次々と殺害していく「連続殺人鬼の鷲木」。




フクロウガスムを通して、お芝居の楽しさ難しさを感じたのはもちろんですが、今回この題材に向き合っていくにあたって、決して、楽しかった、などでは無い。


毎月のようにネグレクト、虐待によって失われていく未来があり事件になりニュースになり。
何万という件数が年間あって。
子供は未来、大人は歴史   この言葉は私の中に大きくあるのですが子供は未来だと本当にそう思う未来なんて失われちゃいけない

「育てる責任があるんだよ」「それが出来ないのに簡単に産んでんじゃねえぞ」「子は親を選べないんだよ」ウサギが言う言葉です。



兄弟喧嘩で泣いてる時、お母さんはよく抱きしめて涙を止めてくれて、わたしはいつの間にか眠ってしまうなんてことが小さい頃によくありました。小さかったけどあの時の母の体温とか顔を埋めたお母さんの胸の柔らかさとか覚えてる、お母さんは深緑のタートルネックをよく着てた


それぞれの人格たちは、性格はてんでバラバラですがみんな同じ、ただ抱きしめてほしかったんだと私は解釈してます。




フクロウガスムは、これからも上演し続けてほしいです。し、上演され続けると思います。





戯曲の文庫本、過去の上演DVDもあります。
いっぱいの人に見てほしいし読んでほしいです。


ご来場、ありがとうございました!!