父が亡くなり、実家が空き家になりました![]()
これまで「帰れば親がいてくれる場所」だった実家は、
「自分で管理する場所」へと変わりました。
父が亡くなってからも、3回ほど帰りましたが、同じ家なのに、どこか少し違う感じがします。
私は現在、海外に住んでおり、これからも変わらず年に4回ほど日本に帰省する予定です。
もし娘が日本の高校に進学できれば、寮生活とはいえ、もう少し帰る頻度は増えるかもしれません。
長期間、家を空ける生活の中で、現実的な問題もいくつか見えてきました。
その一つが、郵便物です。
不在時の郵便物の保管は30日まで。
それを過ぎると、通常通り配達されてしまいます。
30日では、足りません![]()
警備会社には防犯カメラの設置をお願いしていますが、郵便物の回収までは依頼していません。
そこで、鍵付きの大きな鉄製のポストを設置しました![]()
今回、約2カ月ぶりに帰省してみると、思ったほど郵便物は溜まっていませんでした![]()
父に関する手続きを一通り終えたこと、
そして生活に関わる郵便が減ったことも、影響しているのだと思います。
高齢の父が楽しみにしていたテレビショッピングやカタログ通販。
一つ一つ、停止の連絡をしました。
オペレーターの方に理由を尋ねられるたびに、現実を突きつけられるような気持ちになりました。
また、電話やテレビ、電気(オール電化)、水道などは、
いつ帰ってもそのまま使えるように、基本的には止めずに維持しています。
いない間も基本料金はかかりますが、すぐに生活を再開できる安心感には代えられないと感じています。
そして今回、もう一つ大きく変わったのは、「制度との向き合い方」でした。
私は2010年に海外転出して以来、住民票はなく、マイナンバーカードも持っていませんでした。
それでも特に困ることはありませんでしたが、父の相続手続きをきっかけに状況が変わりました。
住民票や本人確認書類が必要となり、このタイミングで住民登録を戻すことに。
海外在住であること、職場も海外にあること、
今後も定年退職までの18年間(延びれば23年ほどになるかもしれませんが)、長期滞在はしないこと。
すべてを伝えましたが、問題なく受理されました![]()
金融面でも変化を感じました。
マイナンバーカードがないことで、海外在住者は、口座の管理や手続きに制限が出る可能性があると言われ、
今まで意識していなかった「制度の壁」を実感しました。
一方で、小さな町ならではの安心感もあります。
人口1万人弱の町だからこそ、役場に行けば顔を覚えてくださっていて、事情もよく理解していただいています。
これまで娘は、父と一緒に住んでいる形にしていただいていましたが、
父が亡くなり、未成年の娘は世帯主にはなれないと思っていました。
けれど、状況をくみ取ってくださり、
「娘さんが世帯主でも大丈夫ですよ」と言っていただいたときは、本当にありがたく感じました。
子ども手当については対象外でしたが、それでも制度の中でできる範囲でしていただきました。
結局、私が住民票を戻したことで私が世帯主となりましたが、
そこに至るまでのご配慮には、感謝でした。
実家が空き家になって気づいたのは、
「家を持つこと」は、単に場所を持つことではないということでした。
管理、手続き、制度、そして責任。
これまで見えていなかったものが、一気に現実として現れました。
これからは、自分でその距離を調整しながら、関わっていく必要があるのだと思いました。













