奉仕された日。 | marimo's blog

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青年海外協力隊で、作業療法士としてヨルダンに派遣されています!

文化も習慣も全く違うこのイスラム社会で、
山あり谷あり奮闘しながら、2年間の活動を綴ります!

今日はヨルダン全国が急にお休みになりました
理由は、アンマンが雪それも昨日の午後に急に決まりました。
ヨルダンらしいです。

雨も何も降っていないアカバまでお休みになるなんてね。
アカバも、びっくりするくらい寒いので、朝しばらく布団から出れなくて丁度良かったですが。

そんなわけで、1日有意義に過ごさせてもらいました。

夕方から、いつも良くしてもらっている近所の友達(ココ)の家に行きました。
私がアカバに引っ越してから3日目くらいに知り合った素敵な家族(母、娘2人)です。

ココの友達のタスニーンもよく遊びにくるので、私たちはすぐに仲良くなりました。
彼女は親日で日本文化を好んでくれて、うどん会@ココハウスで盛り上がったり、食事会をしたり、色々思い出があるのです。
彼女との宗教の話だけは個人的に苦手なのですが(日本の宗教について知りたがるけど、話すと私が完全に間違っていることになってしまうので)、基本的にすっごーく優しい彼女。


私が寒さに耐えれているのか心配して、

タ:『冬服はあるの?』と突然聞かれました。

アカバの冬の気候を甘く見ていた私は、着ていた厚手のカーディガン1枚しか持ってなかったので

私:『これしかないよ!』と笑顔で答えると、

彼女、家に戻って自分の着なくなった冬服を袋いっぱいに詰めて、

タ:『これは過去に着てて今はもう使わないから、持って行って!!』

と、パーカーやらもこもこの寝間着やら、とにかくいっぱい頂きました。

私がびっくりしていると、

タ:『なんで友達なのに、もっと早く言ってくれなかったの?』

って‥。なんでこんなに優しいんだろう。

その後も

タ:『寝るときはブランケットあるの?』と聞かれ、

私:『今の家は夏用の布団しか無いけど、新しい家には毛布あるし大丈夫だよ!昨日はこのダウンを着て寝てた!』

と笑ながら答えたのですが、それも可哀想に思われたらしく、

タ:『マーリー、ちょっと来て』と呼ばれました。

タスニーンはココにもその話をしたらしく、ココがあったかそうな毛布の入った大袋を持ってきて、私がコートを着て寝たという話に仕切りにハラームハラーム(良くない)と言っていて


コ:『持ってって!』と、大きな袋を持たされました。


この思いやり、人への優しさに感激です。
私、たった数日だし自分でこれくらい対処するもんだと思っていたので(コートを着て寝るという発想も、別になんとも思っていなかった)、人に頼るなんて選択肢が全くなかったので。

彼女にも、
私:『新しい家に行けばあったかいし大丈夫かなって思っていたの。』と話したら、

タ:『マーリーは今日と明日、どうやって寝るつもりだったの?ちゃんとあったかくしないと寝れないでしょ。』

って。私は今日もコートを着て寝る気満々だったので、
その優しい気持ちがとっても嬉しかったです。

正直、前回彼女に会った時に宗教の話で日本の宗教観を完全否定され意気消沈してしまったので、少し会うのが億劫だったのです。
少しでも、会いたくないなと思った自分が少し恥ずかしかったです。

人間には色んな部分を持っていて、
その一部だけが全てではないって分かっていても、一度それが苦手と思うとなかなかその人全体を見ることが難しくなってしまいがちな私の性格。

でも、彼女のパーソナリティーはやっぱりGOOD。
今日上書き修正ができて良かったです。
これからも躊躇いなく会えそうです。


そんなこんなで、手ぶらで行ったはずが、帰りはごっそり冬服と毛布を抱えて帰ってきました。
いつもいつも、私が彼女たちにしていることよりも、してもらっていることの方がいっぱいあって、何かお礼したいなといつも思いながらもできていません。

私が逆の立場だったら、どうしたかなーといつもこの国の親切な人々を見て思います。
その中でも、ここまでの親切は私はしないだろうなーというものも沢山あって、
そう感じるときは、やっぱりこのヨルダン、あったかいんだなーと思うのです。


毛布があることも大きいけど、なんだか心がほっこり(*゚ー゚*)していて、今日は気持ちよく寝れそうです。



最後は今日のスザーナ(ココの娘)の決めポーズを☆






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